例によってアバウトな依頼のされ方だなー。ま、内容が内容だけに仕方ないけど。第5階層の入り口で待ってるらしいからさっさと行こうぜ。 | |
何となく戦闘の予感がするが、特にスキルの振り分けはしていかなくていいか? スキルポイントを 20 近く余らせている者もいるのだが。 | |
うーん、とりあえず行ってみて、それで一戦交える必要になったらそんときでいいや。 |
クァナーンが私たちにわざわざ聞きたいことがあるとはな。意外だ。 | |
でもまあ、俺らはオーバーロードんとこまで行って暴れてきたんだから、こいつらからしたら気が気じゃねえだろうな。 | |
何かそこにはあんまり突っ込まれたくないなー。 |
……ストレートに来たわね。 | |
どう答えたらいいんでしょうか、こういう時? | |
難しいな……私たちからすればあんなものは神ではないのだが、彼らは長年信仰の対象にしてきたのだし。 | |
せっかく異種族間の交流も始まったんだし、あんまり事を荒立てるのはなー…… | |
えーとだな、悪いけど神様なんざ居なかったよ。居たのは誇大妄想の塊の化け物。 | |
ちょ、その返しはないって! | |
……空気読め! | |
あのなぁ、こういう所で嘘付いても仕方ないだろ。本当のことを言ってやんないと後々禍根を残すことになるんだって。 |
……(こいつは「神」の存在にうっすらと疑問を感じていた?) | |
第6階層である「禁忌の森」でかつての「神」の正体と意志がわかるかもしれない、か。 | |
……これもあまり愉快な結果にはなりそうもないけどね。 | |
でも、彼らの「神」を殺したのは僕達ですから…… | |
同感。やっぱここは二つの種族の未来のためにも一肌脱ぐしかないでしょー。 | |
そうだな、ここで協力すんのは当然だろう。つーわけだ、俺達 G//Z/R ギルドはあんたらへの協力は惜しまないぜ。で、俺達は禁忌の森の奥まで行く必要があるっぽいんだけど、どうすりゃいいんだ? |
……さっきのクエストで手に入れた聖杯が禁忌の森の鍵? | |
それも強大な魔物を生贄に捧げる必要があるといっているな。強大な魔物といえば…… | |
FOE かボスかってところだよね。 | |
じゃあこれからしばらくは聖杯を目覚めさせるために FOE 狩りですか? | |
そういうこったな。じゃ、早速始めるか。 |
念のために雑魚相手に戦闘してみたんだけど、戦闘終了後にこんなメッセージが出てきた。 |
やはり雑魚ではダメだな。ちょうどこの階には漆黒の魔騎士がいる。奴はそれなりの強敵なので、試してみる価値はあるのではないか? | |
つーわけで戦ってみたのだが。 |
ダメでしたー。やっぱ普通の FOE じゃダメなのかなー。 | |
上の階には赤 FOE がいましたよね。今度はそっちを試してみましょう。 |
……久しぶりに戦ったけど、レベル 56 あたりだとやっぱり悪夢の晩餐で全滅するのよね。 | |
耐壊ミストが未だに必須ですからね。赤 FOE の攻撃力はインフレしすぎですよ。 | |
でまあ、結論から言えばダメだったわけだが。 | |
うーん、それじゃあジャガーノート行っとく? |
白氷の蔦鞭装備 & 鬼力化 & ブレイバントでトラッピングを使ったら、一発で 500 近く持っていってしまって勝負になってなかった。 | |
最初に戦ったときはあんなに苦労したのにねー。 | |
それでジャガーノートを倒した後の聖杯の反応ですが、結局ダメでした。 | |
待て、 FOE もボスもダメとなると一体どうすればいいのだ? | |
うーん、もしかしたらどっか特定の階にイベントモンスターみたいのが出現するのかもしれない。 | |
でも今のところ手掛かりゼロだよ? 流石にそれはないよー。 | |
これまでのクァナーンさんとの会話で見落としがあるわけでもないですから、本当に手詰まりですね。 | |
……一つ思いついたんだけど、いい? | |
? | |
……それぞれの階層のボスじゃないとダメなのかも。 | |
確かにジャガーノートはボス同然の扱いだが、実際には中ボスといったポジションだな。 | |
ジャガーノートでダメなのに下位層のボスでいけるってのは考えにくいんだけど、他にアイディアがあるわけじゃねえしな。ところで俺ら、ここまでのクエストで結構各階層のボスをはっ倒してきちゃったけど、後残ってるのはどいつだ? | |
えーと、確かまだスキュレーは残ってるはずです。 |
つーわけでスキュレーを捻り潰したわけだが、これがビンゴだった。 | |
……やっぱり階層毎のボスだったんじゃない? | |
ちょいとばっかし納得行かないけど、まあいいか。早速クァナーンの所に戻ろう。 |
結界というのはあの剣のある部屋に張られていたものか? | |
……あれを解くのに呪銀の聖杯が必要というわけね。 | |
しかし呪銀の聖杯って全ての生命を奪う聖杯でもあるんだろ? 何か嫌な予感がするぜ。 | |
でもさー、今はクァナーンの言う通りに 27F に行って結界を解くしかないんじゃないかなー。 | |
僕も何となく不安ですけど、確かにここまで来たらやるしかないんですよね。 | |
ま、そりゃそうだけどさ。じゃ、クエスト報告したら 27F で集合な。 |
というわけで今から結界を解くらしいが、やっぱりすげえ嫌な予感がする。 | |
お前は戦略を練る能力に対して勘の方はさっぱりだからな、私はむしろそれで安心しているところだ。 | |
そうそう、こいつの直感ってめちゃくちゃ当てにならないよねー。 | |
……(笑) | |
チクショー、好き放題言いやがってー。 |
え!? ちょっと、話が違…… | |
黙ってろ、まだ話は終わってないようだ。 | |
でもまさかここにきて嫌な予感的中? | |
……流石にそれは無いでしょう。 |
つまり森の奥の脅威を二つの種族の将来のためにも取り除きたい、ということか。 | |
良かった、大変な話に発展しなくて。 | |
まったく、人の話は最後まで聞かないとダメだよー。 | |
うう、すいません。 | |
それもこれも全部ユーロニモスが悪いんだけどね。 | |
俺かよ! | |
……ま、そういうことにしておきましょう。 |
神無き今となっては、古いしきたりを守りつづける意味は無いだろうなー。 | |
やっぱり神……オーバーロードを殺した僕達には、彼らに協力する義務がありますね。 | |
私としては、神の支配から解き放たれた彼らがどうなるのかに興味があるな。良い方向に転がればいいのだが。 | |
……いよいよ結界を解くみたいよ。 |
終わった……のか? | |
確かに今まであの剣を守っていたらしい結界が消えてるな。 | |
あとはあの剣を引き抜けば、この森の終わりが始まるんだよね。 | |
……僕もなんだか嫌な予感がしてきました。 | |
あれー、もしかしてビビってる? | |
……今更後戻りもできないし、やるしかないでしょう。 | |
そういうこった。ちょっと待ってろ、俺がサクッと引き抜いてくる。 |
しまった! 剣が…… | |
ちょっと、何やってんのー!? | |
いや、マジでこいつはヤバいかもしれないぞ。森の雰囲気が一変していく! | |
確かにとてつもない危機が迫ってくるのを感じるぞ。どうやらクァナーンの言う通り、この禁忌の森の奥には相当なものが封じられていたようだ。 | |
は、早く街に戻りましょう! 僕もとてつもない瘴気を感じます! | |
……もう遅いみたい。 |
こいつ……まさかここでも出会うとはな! | |
お前、こいつを知っているのか? | |
知ってるも何も、こいつにはエトリアで煮え湯を飲まされた覚えがあるんだよ。畜生、ここで出てくるか? | |
っていうかボクら、戦闘の準備を何一つしてないんですが? | |
……とりあえずいつも通り戦うか。 |
当然のごとく敗北……
さて、反省会及びリベンジ作戦会議を始めようか。まずは敵のとった行動一覧からだな。 |
やたらと後衛を狙ってきたが、もしかして後衛を全滅させるまで前衛には手を出さないのか? | |
エトリアじゃそんな感じだったよ。ただ今回はマルチハンマーで全体大ダメージを与えてくるから、後衛が守りを固めて前衛が削るってだけじゃダメっぽいな。幸い、マルチハンマーの使用頻度はそれほど高くなかった。 | |
術式属性は全般的に有効で、属性チャージショットが結構な減りでしたね。半面、防御力は割と高めでした。 | |
……攻撃は全部壊属性かな? | |
そうなると耐壊ミストが有効だな。それでもロックハートを使われるとそうとうなダメージになりそうだが。 | |
じゃ、ボクが毎ターン敵の強化を打ち消していればいいのかな? | |
そもそも腕封じに成功したら、殆どのスキルを防げました。今回は封じで動きを止め、その間にラッシュをかけるという作戦でしょうか? | |
ああ、基本的にそれでいいと思う。リフレクションはアザーズステップでやり過ごせるし、マルチハンマーの前に腕封じに成功すれば負ける要素は無いだろ。ところで今回は一つ試したいことがある。 | |
? | |
実はエトリアだと、あいつって即死攻撃で条件ドロップだったんだよな。 | |
じゃあ、今回はジエンド狙いか? しかしLv 10 にはスキルポイントが足らないぞ。お前にはスキルポイントが4しか残っていない。 | |
えーと、今は全員のレベルが 58 で、もうすぐ 59 か。レベル 59 まで上げるとして、 Lv 5 が限度だ。それでジエンド Lv 5 だと、レッドゾーンから若干減らしたぐらいで発動っぽい。そんなに厳しい条件じゃないから、まずは狙ってみようと思う。 |
早速リベンジなのだが、今回は隊列を少しいじってユッカを前衛に出した。こいつのタフネスだと、後衛で耐壊ミストありでも死にかねないからな。 | |
本当ひ弱いよなー。やっぱお前女の子だろー。 | |
そういうユーリさんだって、このパーティじゃ僕の次に VIT が少ないじゃないですか。 | |
いやいや、お前の VIT 25 というのはいくらなんでもないよー。 | |
……お前らもう少し真面目にやらないか? |
強化二つの状態でのチャージサンダー Lv1 がこのぐらいです。ちなみに同じ条件でのアームスナイプは 99 しか与えられないです。 | |
俺のアームボンデージは 130 ぐらいだったかな? とにかく封じが入るまではディフェンシブに、封じに成功したら一気に削り倒すって感じで戦っていた。 |
後衛で防御しており、さらに耐壊ミストありでもこれだけのダメージを受けた。やはりガンナーのような職業を後衛に置くのはリスキーだな。 | |
防御してなかったら確実に 300 以上は受けるから、ガンナーなら HP ブーストなしだと普通に死ねる。まあ、マルチハンマー使われたらどっちにしろ終了だけどよ。 |
あと毒も効いてしまったんだよな。今回は全体的に敵の HP が低い傾向にあるから、毒が割と有効に働くな。 | |
ここまでに受けたダメージはカリンにロックハンマーが二回行っただけで、かなり安定して戦えてるよ。 | |
腕封じが解ける度に心臓に悪い思いをするが、今回は即座に封じ直しに成功している。もしかしてゴーレムは各種の状態異常や封じへの耐性は高くないのか? | |
何かそんな気がするなー。 |
そしてこの 11 ターンめにして、実に微妙な体力まで追い詰めた。 | |
そろそろジエンドの射程圏内ですけど、腕封じが解けてしまっています。どうしましょう? | |
うーん、マルチハンマーが怖いけど、ここで終わりにしちまおう。俺がジエンドを使うから、アリッサはユッカに鬼力化、ユーリはブレイバントだ。カリンはスローステップで俺の行動順を下げてくれ。そんだけやってチャージサンダーを叩き込めば、一気に射程圏に入るはず。 | |
もしもマルチハンマーが来たら、その時は諦めるということか? | |
平たく言えばそうだな。 |
そして運の悪いことに、リフレクションでユッカは 10,000 オーバーのダメージを受けて犯られてしまいましたとさ。 | |
ちょ、ユーリさん、それ、字、違……(バタッ) | |
おかげでジエンドの射程圏にはばっちり入ったので、きっちりと即死させてゲームセットだ。 |
……今回は流れるように戦いが終わったわね。 | |
何かこのパーティって何気にえげつない編成なんじゃないかって気がしてきたな。 | |
ところでこの石像の豪腕だが、売ると 50,000 エンにもなったぞ。通常ドロップも 10,000 エンで売れたし、値段もインフレしてきたのか? | |
っていうかそれでも最上級装備を買うには全然足りないんだけどねー。 | |
じゃ、一旦街に戻って休むか。一休みしたら今渡こそ禁忌の森の探索開始だ。 |