| 一旦迷宮探索はおいといて、面倒なクエストをこなすことにしよう。まずは「美しき公女のために」だけど、これはつまり樹海の中を適当に歩き回って、どこにあるかわからん宝石を探せってことだ。「元祖西遊記スーパーモンキー大冒険」を思い出すな。 |
| 何それ。 |
| 何だ、知らないのかよ。みんなは知ってるか。 |
| 知っているわけがないだろう。 |
| すいません、僕も知りません。 |
| ……ゴメン、今回ばかりは私も知らないわ。 |
| ……とりあえず始めるか。 |
| 上記の 10 箇所が宝石の取れる場所なんだが、クエストの報酬よりも途中でモンスターを狩ってかっぱいだアイテムの売上の方が大きかったような。 |
| そもそも復活したキマイラからまたもレアドロップを取れてしまったので、おかげで資金面の不安も解消されたしレベルも上がってしまった。 |
| 何となくボクは先に進みたい気分なんだけどー。 |
| あー、悪いけどもうちっとクエストに付き合ってくれ。次は……「蒼駆けし翼は忘却の罪痕」かなあ。 |
| 何やら止めた方がいいと言われている気がするのだが。 |
| むー、これはつまり 2F と 6F の西、 10F 北東、 14F の南東のどこかに樹海の使者が現れるから、捕まえられるまでひたすら探せと。 |
| これまた面倒くさそうだねー。 |
| あ、そうだユッカ、悪いけどお前はこのクエストをやってきてくれないか? |
| 「擬態と捕食」ですか……ってこの依頼者、盗賊ですよ? しかも一人で来いって、一体どうしてだろう。 |
| 13F に一人で行けというのか。これはいくら何でも厳しいだろう。 |
| いや、獣避けの鈴を使えば相当な期間は大丈夫なはずだ。つーわけで、俺らは樹海の使者を捕まえに行くから、お前はそっちの方を頼むよ。 |
| ……ハイ。 |
| というわけで一番手っ取り早くその場所に行けそうなのが 6F 西だったので行ってみたのだが。 |
| マップの方の写真を撮り忘れたけど、奥に封印された扉があるから場所はわかるはずだ。 |
| それで話しかけようとしたんだけど…… |
| 何だこのチキン野郎は。 |
| 確かにこれは面倒だな。恐らくは一旦逃げられると別の場所にワープして、捕まえられるまでこれを繰り返すのだろう。 |
| 実際にやるとなるとアリアドネの糸が大量に必要だねー。一旦街に戻って買いだめしようよー。 |
| 何だ、この石って武具職人にとって結構なステータスだったんだ。 |
| まさかと思うが、売るなよ? |
| いくらなんでもねー。それはないよねー。 |
| うわ、ほんとに売った! |
| 貴様どういうつもりだ!? |
| だって面倒くせえじゃん。 |
| ……どうなっても私は知らないからな。 |
| おう、親父さんへのプレゼントだったか。実に親孝行な子じゃねえか、こんな子に頼まれちゃ仕方ない、そう思わないか? |
| ……やれやれ。 |
| 獣避けの鈴のおかげでモンスターには出会ってないけど、やっぱり不安だよ……ん? もしかしてあそこかな? |
| 多分このあたりだと思うんだけど…… |
| あ、どうも。こんな時間にお疲れさまです (あれ、でもいつの間に現れたんだろ? それに依頼主って盗賊のはずだけど、どうして衛士の人が代理に来てるんだろ?) |
| (なんか怪しいけど、とりあえず探してみるしかないよね) ……って、え!? |
| えええええええええ!? |
| おいユーロニモス、貴様のおかげで私も悪党扱いされてしまったぞ。どう落とし前を付けてくれるのだ? |
| いーじゃねーか、別によー。一応クエスト達成出来たんだし、それにあのおっさんもスゲーノリノリだったじゃん。「美しき公女のために」も実はかったるかったけど、一応あれをやり通す気力はあったんだよ。ところがその後立て続けにやっちまったのが痛かった。というわけで、「とにかく完了クエストを埋めたい」って人は、このクエストに関しては速攻で交易所に売っ払うことをお勧めしておく。 |
| そんなことを勧めるな! |
| それにしてもユッカは遅いなー。別に指定された地点に行くだけでしょ? |
| ……具体的な場所は言ってないけどね。 |
| まー、適当に歩き回ってれば見つかるだろ……って言ってるそばから帰ってきたぞ。 |
| ……ただいま戻りました。 |
| うわー、何か疲れきってる感じー。 |
| 大丈夫か、一体何があった? |
| 実は…… |
| えーとつまり、盗賊の野郎にしてやられた、と。 |
| ……やっぱりこういう仕事は割に合わないね。 |
| しかしよく無事に帰ってこれたものだな。 |
| 完全に運勝ちだな。はさみカブトなら、頭封じを喰らわなければ1ターンでケリがつく。他の奴だとユッカが動く前に叩っ殺される可能性があるからな。 |
| あの、本当に生きた心地がしなかったので、今後はこういう依頼は控えてもらえますか? |
| うーん、どうだろうなー。実際のところ、単体で一番戦闘力があるのはお前なんだよなー。 |
| すいません、本当に勘弁してください。 |
| まあまあ、そういうのは次の依頼が入ってから考えようよ。 |
| ちなみにここには書いてないクエストも結構こなしたんだけど、例によって写真を撮り忘れまくってるので大幅カットな。ま、イージーなクエストばっかりだから詰まったりはしねえだろ。クエストをこなしているうちにレベルも上がってきたし、そろそろ 15F に乗り込むぞ。 |
| あれ、この「命重んずる務め」は…… |
| (それは例の薬泉院の助手が樹海から戻ってこないから助けてくれってクエストだ) |
| (え、それじゃあどうするの? アリッサがまた騒ぎ出すよ?) |
| (だからとっとと樹海に入ってうやむやのうちに終わらせちまおう) |