Diary?::2007-06-10

(00:27)

そういや職場で散財自慢みたいな話題が出て、現金払いで買った最高額のものは何って事をみんなが話してたんだけど、最高額が Jackson Stars KV の 60,000 円の俺が佛恥義理で最下位だった。ちなみに他の人が結構高額の買いものとしてあげていた PC は、 BTO ショップのクソ安い奴を使っているので本体と液晶ディスプレイ合わせて 60,000 を切ってるはず (サーバマシンを含めても確実に 100,000 切ってる)。別に 3D の FPS ゲームとかする訳でもないからいらねえじゃん、ハイエンドマシンなんてって感じで。

ちなみに俺は高い買いものをした月に「あー、今月は結構ヤバかったかも」と思ったらそうでもなくて、逆に節制したと思ってる月で予想以上に使っていることが良くあった (過去形なのは、仕事が忙しくなってから家計簿付けてないから)。要するに俺は基本的に貧乏性でみみっちいけど細かくてくだらん買いもの (100 円ショップとか) では緩くなるという割とダサいタイプの人間だということだ。うわ、自分で書いていて自分が嫌になってきた。

どーでもいいけど、実は KV じゃなくてランディ・ローズモデルの RR シリーズがあったらそっちが良かったんだけど同じ Jackson の V だから別にいいやと思って買った。こういう趣味のアホな買いものは、店頭で見掛けた勢いで買うものだからな。

(13:38)

今日は昼飯にタコライスを作ろうと思ったけどソースを作るのが面倒臭そうだったのでドライカレーに変更。それと余った食材でコンソメ野菜スープを作って一丁あがりだ。スープの方はこれから多分一週間近くかけて消費する予定。今後は野菜スープを一週間分作りおきのパターンが増えそうだな。

(23:16)

漫画であれ音楽であれ何であれ、俺が求めるのは突き詰めてしまえば以下の三要素である。

Slayer の "Reign In Blood" というアルバムを例にしてみよう。このアルバムはメタルファンなら知っての通り、今日のエクストリームミュージック全般の方向性を決定付けた大変な名作で、どれだけ衝撃的かというと発表当時のメンバーが「多分誰も理解できないと思った」というコメントを残したという逸話もあるほど。俺は当時 2 才だったのでリアルタイムで聴いてるはずもなく、 21 世紀になってから聴いたのだけど、既に近代的なエクストリーム系を聴いていたにもかかわらず凄い衝撃を受けた。

  1. まずは「この時代にこれはないだろう。ってか今の時代でもないだろう」という凄まじさに呆然とする
  2. あまりにもキチガイじみているので笑い出す (多分ヤバすぎるという理由で頭三曲の対訳が削られてた。全曲削られても文句は言えないと思う)
  3. しかしその気合いの入り方と今のメタルに対して与えた影響の大きさなどを理解し、大変な感銘を受ける

こんな感じ。西原理恵子の漫画に対して抱く感想も大体これだ。だってねぇ、ふざけた手口で脱税しておいて「税務署がきたああああ」とか漫画に書いちゃうんだよ? 一億円って何が買えるの? よくわかんないけど、フィリピンとかバングラディシュくらい買えるんじゃないっ!?」って書いちゃうんだよ? しまいにゃ「一から脱税のやり直し」とか書いちゃうんだよ? ついでに書いとくと、西原漫画の凄い所はメイン登場人物のことごとくが「呆然・爆笑・感動」の勝利の方程式を決めてくるところで、さっきの脱税の話で言うと税理士の人とか鴨ちゃんがえらいことになっている。

ところで Paradise Lost (あまりの暗黒ゴシックっぷりにニヤケてくる) の新譜が出ているらしいので、今週末には是非とも買っておかねば。先行シングルの PV が実にアレ (ひたすら捕虜が銃殺されて……) で期待がパンパンに膨らんでる。既にこの時点で最初二つはクリアしてるので後はどれだけ強力な楽曲が揃っているかなのだけど、なんだかんだいってこのバンドはずっと良い曲を書いてきたんだから心配するこたあねえわな。ニューウェイブ系ゴシックへの転換点となった "One Second" なんかも、単純に曲の出来だけなら悪くないどころか良かったし。ちなみに今の Paradise Lost の音楽性は "Icon" 前後で聴けた慟哭のフィーリング・楽曲を "One Second" 以降の洗練された音像・アレンジで聴かせるという代物で、やっぱり「あっち」に行っちゃったバンドが「あっち」での成果を携えて「こっち」に戻ってくると強いよなあ。ってあれ? 何時の間にか Paradise Lost の話になってた。

Written by Kuwata Chikara
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