Diary?::2007-05-27

(01:18)

ようやく世界樹の迷宮を完全クリア。つまり、アイテム & モンスターのコンプリート。いやあ、三竜の逆鱗シリーズが一番の難敵だった。ちなみにフォレスト・セルは以下の面子でクリアした。

一応、「医術防御は封印」「あんまり乱数調整はしない (面倒だし)」「当初のレギュラー 7 人から選んだパーティ (実はレンジャーは収集要員として初期化らのメンバー)」という当初の目的は達成できた。ってか、結構てこずったぞこれ。基本はバードとレンジャーの能力強化で王の威厳を誘発して手数を抑える戦法なのだけど、それだとどうもレンジャーがダメージを稼ぎきれない気がした。体力赤ゲージになるとネクローシスなどのヤバい攻撃が飛んでくる可能性が高いので、なるべく手っ取り早く倒したい。なのでここは思いきって最初の 5 ターンでダメージを稼ぐ作戦に変更した。ちなみにカースメーカーをいれているのは、バードだけでは流石に限界があるので弱体化スキルでダメージを稼ぐため。ついでにデモンズラッシュなどの攻撃でわざと体力を減らし、ペイントレードで大ダメージをあたえるのも仕事だ (どうせ死ぬときゃみんな死ぬので回復は急がなくてもいい)。

ちなみにフォレスト・セルの行動パターンはもう知ってる人も多いと思うけど、

というわけで、王の威厳誘発作戦をやると殆どの行動を封じることが出来る。

最初の数ターンはネクローシスなどの全滅級の行動がこないので普通に戦えなくもなかったりするので、最初のターンではあえて能力強化はバードの舞曲だけにして、 2 ターンめにダークハンターのトラッピングを叩き込む作戦に変更。これが効を奏して普通にやるよりも大ダメージを叩き込むことに成功し、 4 ターンめを博打で出したファイアガードで乗り切ったら後は割と安定。 15 ターンめのランダム行動はここで一人二人死んでも 16, 17 ターンめにリカバリできる (どちらもパラディンが生きていれば属性ガードでしのげる) ので、案外思いきって殴りにいけた。実際には太古の呪粉を食らったのだけど、パラディンが無事だったので問題なかったな。

このゲームを始めてから二ヶ月以上たってのクリアだけど、いやあ久しぶりにはまったゲームだった。まあこんなに時間がかかったのは、いろんな職業のスキルをいろいろ試してたからってのも大きいかな。というわけで、最終的な各職業への簡単な評価でも。

ソードマン
攻撃力は高いし、剣スキルを伸ばせばアルケミストの価値も高まる。ただ、 TP 切れをすぐに起こすのはどうだろうか。おかげでちょっと使いにくい印象を受ける (特に序盤は大変かも)。何も考えずに殴るだけの斧スキルの方がいいかもしれない (スキルは強敵専用と割り切る)。
パラディン
実質的に必須職業 (特に表クリア後のおまけでは)。俺は「ダークハンターの封じと組み合わさるとちとスリルに欠ける」の理由で防御陣形を使ってなかったけど、やっぱこのスキルもないときついかも。というか、パラディンなしというのはメディックなしよりもキツイ場面が多々ある。
ダークハンター
開発者から「人によって評価が完全に分かれる」とお墨つきをもらっている。安定したプレイをしたいのならお呼びではないが、自分なりの変な攻略や制限つきマゾプレイ (医術防御禁止とか) をするなら超オススメ。鞭スキルはクリア後のおまけではかなり力不足だけど、表ではかなり有効。剣スキルはぶっちゃけドレインバイトとトラッピングだけでもいい (表なら別の状態異常系の技もあるといいか?)。特にトラッピングはアルゴリズムの割れた相手に凄まじい威力を発揮する (この時点で普通のプレイではないな)。俺はこれが一番のお気に入り職業。
レンジャー
えーと、うん、強いよねこいつ。余りにも強すぎるので表では収集要員としてしか使ってなかった。裏では流石に解禁したけど、どうせならフォレスト・セルをこいつ抜きで倒してみたいもんだ。
バード
殆ど必須職業。ステータス強化、エンカウント率低下、属性攻撃、HP/TP それぞれへのリジェネ効果と便利過ぎ。バード抜きだと事実上クリア不能なのでは? と思わせる程だ。便利だけど決して強すぎるわけではないので、別にバランスブレイカーではないのもいいところ。
アルケミスト
序盤は圧倒的な火力を誇るが第三〜四階層あたりからは若干力不足になるような。ただ、博識でのアイテムドロップ率上昇と弱点をついた術式の火力のために、実は表クリア後にはかなり活躍出来たりする (逆鱗三種のうち、二種はアルケミスト二人入れて取った)。
メディック
医術防御の性能は絶対にバグだと思うぞ俺は。それさえ封印すれば普通の回復役。探索をする分には居た方がいいのだけど、f.o.e. やボスに決戦を挑む場合は別にいなくても問題ないかもしれない (その程度ならアイテムで代用出来る)。案外スキルポイントの振り分けが難しく、このゲームの難易度アップの一因になっている (と同時に、医術防御によるバランスブレイカーでもある) と思う。
ブシドー
極めて特殊。何せプレイヤーの自由にできるスキルポイントが殆どないどころか、パーティ編成まで決まりそうだもの。バードと極めて相性が悪い (構えがステータス強化と競合する) のもマイナスで、多分かなりのマゾプレイヤーかとにかく火力が必要な場合ぐらいでしか使えないかも。
カースメーカー
経験値稼ぎで大活躍のペイントレード、対雑魚の昏睡の呪言、対ボスの力祓いの呪言あたりをあげておけばほぼ完成。俺は鞭ダークハンターとのコンボ用に封じ技も使ってた時期があったけど、最終的には前述の 3 スキルで十分。魅力的なスキルが地雷気味というかネタ技なので、そっちを使って面白プレイするのも悪くない。

ゲーム全体に対しての感想としては、説明書に間違いがあったりセリフに誤字があったり一部のデータがおかしかったり機能してないスキルがあったりと問題点も多いけど、それを上回る面白さがあるので水に流そうって感じ。特に f.o.e というシステムが秀逸で、これのおかげでダンジョン探索の緊張感が大幅にアップしてるのが良い。実はマップ手書きよりもずっと凄いアイディアじゃないかな、これは。次回作があるなら「扉を開けて追ってくる f.o.e.」とかのさらなるギミックを期待したい。

スキルシステムは結構良くできていて、何でも出来るキャラを作れないのがいい。例えばメディックの場合は医術防御とヘヴィストライクを鍛えると回復能力がカスになるとか、ダークハンターは剣と鞭の両立は絶望的とか。満遍なく振って中庸なキャラにしようとすると戦力にならず、脇目も振らずに一点突破の方が上手く行くのが面白い (例外はバード。こいつは lv 1 で十分なスキルが案外多い)。

ちなみに俺がいいゲームかどうかを判断する絶対的といってもいい基準は、そのゲームについて話をしていて面白いかどうかである (ただし、いわゆる「けなし代」的なものは除外)。そういう意味じゃあ、世界樹の迷宮は非常にいいゲームだった。

(10:29)

Sonic Syndicate の "Only Inhuman" を聴いた。このバンドはいわゆるメタルコア系なんだけど、流石にスウェーデン出身らしくメロディの方向性がそっち寄りでそこがアメリカのバンドには無い魅力になっている。ツインヴォーカルでそれぞれがクリーンボイスとスクリームをメインにしたヴォーカルハーモニーを聴かせてくるのも個性といっていいかな。この手の音楽のお約束なのかギターソロ皆無だけど、結構いけてるリックを盛り込んできてるしそれは別にいいか。

ただまあこのアルバム、個々の楽曲は本当に出来がよくて格好いいのだけど、どれもこれも似たようなテンションなんだよなあ。まるで可愛いかもしれないけどコピペ顔の美少女漫画を読んだような気分だ。いや、本当に出来はいいんだよ。なので次回作はもっと曲の書き分けが出来るようになっているといいなあ。 Denied の PV 見ればわかる通り、結構華のあるメンバーが揃ってるし。

追記: リピートしているうちに曲の聴き分けがつくかと思ってみたけど、全然わっかんねーや。というか、似たようなノリの曲を連続で並べてるのが問題かなあ。単発で見ればすごくいい曲の "Psychic Suicide" と "Double Agent 616" がそれぞれ 3, 4 曲目でなおかつ同系統の曲ってのがまずいなあ。というか特に好きなこの 2 曲が曲順のせいで埋もれているのがアルバムの印象をぼやけさせている最大の原因かも (キーボードの音色の変化に乏しいのもちょっとアレか)。最後の方にミドルテンポの曲が固まってるのもバランス悪いし。いや、何か文句ばっか書いてるけど俺はこのアルバム好きなんだよ。好きだから文句を書いちゃうんだよ。ってこれじゃまるでアレだ、ツンデレだ。いやそんなバカな。あ、今気がついたけど "Psychic Suicide" と "Only Inhuman" のコーラスって同じメロディじゃない? どーでもいいけどなんだかんだで一番好きな曲は "Denied" かもしれん。あとこのバンド、動いてるところは格好いいのにアルバムのステッカーの写真が最悪な出来だな。これじゃまるで Sentenced だ (Sentenced のメンバーも写真写りが激烈に悪かった)。

(17:15)

「もじぴったんDS」買ってきた。このゲームってたしか PSP で最初に出たらしいんだけど、どう考えても DS で出るべきソフトだよな。タッチパネルを使っての操作は実に快適。俺にとってはあんまりガツガツと攻略するゲームではないので、通勤時間にプレイするのにかなり向いてるな (世界樹の迷宮は結局作業チックなプレイしか出来なかったんだよな)。

しかし俺って本当に日本語知らないなあ。思わぬところで連鎖が出来てびっくりだ。

(23:29)

えーと、 20:00 ぐらいにちょっと一休みと思って横になったらこの時間まで寝ちまった。どーすんだ、明らかに睡眠のリズムがぶっ壊れちまったぞ。

(23:56)

「おおきく振りかぶって」 8 巻にて田島が虎眼流に開眼したことについてはみんなツッコミ済みだろうから深くは触れないとして、結果としては情報戦と心理戦で圧倒的に優位に立たれると実力差なんていくらでもひっくりかえるという内容だったな。実際に野球以外のスポーツでもわからん殺しは有効だし (一時期のグレイシー柔術とか)、そもそもスポーツに限った話じゃないよなこれは。

こうなってくると西浦の情報が完全にバレた状態での次の試合への期待がえらいこと高まるんだけど、次の相手校のコーチがこれまた何かしでかしそうな名キャラの予感。桐青戦のスリリングさはやっぱ監督とバッテリーの思惑が交錯するところだったと思うので、次もこのテンションでやってほしいなあ。

Written by Kuwata Chikara
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