Diary?::2007-02-10

(09:47) 今更ながら「女性は子供を産む機械」扱いした大臣についてなのだが

ああいうバカな発言をする人が大臣になれるなら、俺も大臣になれそうだな。あれのどこがバカかというと、文脈が云々以前に脊髄反射で激怒する人が相当数 (女性はかなりの確率で激怒すると思われる) いることがわかってるようなことを公の場で発言したのが大馬鹿。発言自体については、どーしよーもない保守派のおっさんの脳味噌なんてそんなもんだろうと思っているので、まあそれは置いとく。でもその程度 (いってみりゃあ居酒屋でのバカ話レベル) の内容をああいう場でねえ。お前政治家だろ、もうちっと戦略的に発言しろよと思う。

全然関係ないし詳しいことは知らないけど、「日本食堂価値向上委員会」とかいう組織が世界に蔓延するデタラメでワンダーでファニーな寿司の取り締まり (連中が認定した店に真の寿司マークをつけるとかなんとか) をやってるらしいけど、これもバカなんじゃないかなあ。ってか大馬鹿。それいったら日本の中華料理全般とかカレーライスとかは本場の奴とは似ても似つかないファック極まりない料理なわけで、国内のそういうところを直してから海外に文句を付けろよと思う。大体寿司なんてのはメタルと同じでやったもん勝ち、言ったもん勝ちなんだから、放っておくのが一番だと思うんだけどなあ。サラダ巻きとかおいしいじゃねえかと思うし。

(20:30) フィリピンでは臓器売買を合法化しようという動きがあるみたいだけど

そんだけ闇業者による取引がヤバいことになってんだろうな、きっと。そういう非合法の組織と取り引きしちゃうと、たとえ被害者になった場合でも公的機関に訴えにくいケースもあるし、仕方のないことなんだろうな。ただ、制度とその運用によってはつけ入る隙が出来ちまうから、そこんとこは慎重にやらないとまずいけど。これはある意味売春とか麻薬とも同じ話で、需要があるし供給も出来なくはなくて、それでも法律が許さないとなると非合法な組織 (最初っから法律を守る気ゼロ) が勢力を伸ばして大変な事になるというね。

それでもしもいろいろな規制がなくなっていったら、果たしてそういう組織は何を商売にするのだろうかというと、多分もっと過激な方面でシノギを作るのだろうと予想。例えば殺人の依頼ってのは絶対に合法化できないので (ある意味死刑がそれだけど) 、そこに連中のつけ入る隙があるわけよ。結局この世界には誰もやりたくないけどやる儲かる仕事があって、それが合法でない (合法に出来ない) 限りはヤクザだのマフィアだのは無くならないだろうね。まあ連中も社会の一部には違いないし、社会の中には肥溜めだってあるんだからな。

ところで農業従事者が減りつつあるとかいう話を考えると、いつかヤクザが農業の世界に目をむけることってのはあるんだろうかと考えてしまう。まあ、こっちは儲からないから減ってる面がかなりあるのでそれはないと思うけど。

(23:29) アンジェロ先生の 2nd "Planet Gemini" を買った

ていうかアルバムジャケットが「ダブルギターの形の星座、星の名前が Hendrixus (ジミヘン) とか Rhodesus (ランディ・ローズ)とかアンジェロ先生の傾倒してるギタリストの名前」というのは何の洒落でしょうか、アンジェロ先生? ところで俺が買ったのは輸入版なんだけど、ボーナストラック入りの国内版もあるらしい。で、そっちにはアンジェロ先生の歌も入ってるとかなんとか……。うぅ、聴いてみたい。

それでアルバムの内容だけど、これメタルじゃなくてフュージョン? フュージョンはそれほどよく知らないけど、何かフュージョンって感じがする。まあフュージョンってのはジャズにロックや電子音楽やらいろいろごった煮にした音楽なので、ジャズ出身 (そもそもジャズギターのチャンピオン) のアンジェロ先生がやるのは自然だよね。ってか、先生って実はこっちの方が向いてる? この人のプレイってあまりにも上手すぎて逆にヘヴィメタルに限らずブルーズベースの音楽に必要なアクが無い感じで、人によっては物足りなく感じるらしいんだけど (今の上司がそうだ。ていうかそういう人が多数かな)、この路線なら音の粒の揃った端正なプレイが文句無しに心地いい。実際、 "Hands Without Shadows" でも表題曲よりも "Pray On, Prey" の方がずっと良かったしな。

というわけで、アンジェロ先生になりたいボンクラ諸君はあらゆる手段を駆使して手に入れましょう。

Written by Kuwata Chikara
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