(14:26) 俺が好きな物語のパターンって実は物凄く少ないような気がしてきた
とりあえず思い付いたものをあげると次のような感じ。
- 復讐譚
- とにかく主人公が自暴自棄になって突っ走る身も蓋もない奴が好き。「RED」とか本当に最高だ。
- 神殺し (=親殺しと背中合わせ)
- 「天使禁猟区」と「伯爵カイン」がこれ。というか、この人は「天使禁猟区」を描いたおかげで「伯爵カイン」で決着を付ける気になったんじゃないかな。
- ふと思い出したけど「もののけ姫」ってもろにこれだよなあ。あれって人間が母なる自然と戦いながら神の元を離れていくって話でしょ。
- 用心棒・助っ人もの
- 「ONE OUTS」ってこれだよなあ。もちろん一番の見どころは既存の野球漫画に喧嘩を売ったようなその知略描写なのだけど、ストーリーの骨格は「一匹狼のアウトローがどうしようもない陣営の助っ人になる」でしょ。
- ドラえもん
- まああれですよ、未熟な主人公のところにどっか変だけど凄い主役が現れるパターンですよ。「魔人探偵脳噛ネウロ」も突き詰めればドラえもん。「寄生獣」もドラえもん。「Y十M」もドラえもん。ていうかドラえもんと用心棒と復讐譚の複合技 (自分で書いててなんだけど、すっげえ嘘臭い文章だ)。
あんまり「俺が世界を救うぜ」というノリの話は好きじゃない。誰もお前に頼んでねえよというか、あくまでも私闘が好きなんだな俺は。
ちなみに物語とは別に好きなシチュエーションってのも当然あるわけなのだけど、俺はこの二つは直行するものだと思ってる。物語のパターンが抽象クラスなら、シチュエーションはアスペクトというか。キャラクターはまた別で、キャラクターはシチュエーションと物語から作られたり、あるいはキャラクターから物語やシチュエーションが出てくることもあるだろうし。