そーいや、 Opera 9.10 を入れたんだった。頼むよ、今度こそ安定していてくれよ (でも mask されてたからかなり不安)。
Opera はキーボードのみでも全く不自由なく操作できるところは (決して万人向けではないけど) 評価してるので、出来ればメインで使いたいのだよなあ。
追記: やっぱダメだった。このクソったれ。
ゲリラ翻訳シリーズ。今回は Web Standards Don't Matter (As much as you think) の勝手翻訳。いつもながらニュアンスがあってりゃ問題ないだろ的なやり方なんで、誤訳の指摘はなんなりと。
「ウェブ標準って、お前が思てるほど気にせんでもええんちゃうの?」
W3C. Valid XHTML. Valid CSS2. それで何かいいことでもあるのか? もしもお前がウェブデザインを学んでるか興味を持ってるんなら、標準の伝道師たちの何人かがあらゆることがどのような意味論に、そして身勝手な組織で定義された現行の標準的定義に従ってマークアップされるべきなのか言ってきただろう。それこそがなされるべき事だとね。でも連中が白状しないことがあるんだ。標準なんて全く重要じゃないんだ。
それは違うだろって? そうかも。でも、 W3C のような組織で定められる標準は Web 一般の利益のためだとして、僕たちはそれに従わなくちゃならないのか? 多分そうじゃない。
99.99% 以上のユーザのスクリーンにちゃんと表示されてるなら、意味論を気に病むのは実りのある行為じゃない。タグを閉じるのにスラッシュを付け忘れて、それで世界が終わるわけじゃない -- 一部の標準狂を除けば、誰も気に止めやしない。場合によっては、バリデーションを通すことが出来ない状況に陥るもある。それがユーザ体験に悪影響を与えなければ、それらの中には受け入れられるものもある。 Google.com はバリッドじゃない - 僕が思うに、今までバリッドであったことはなかったと思ってる -- 標準狂はお前に「W3C のバリデーションに通らないことは死の口づけ」と信じさせたが、そうじゃないんだ。
常に大事なのはユーザ体験だ。もしもお前が 100% のユーザが欲してるユーザビリティを達成できれば、コードがバリッドじゃなくてもそれ以上しなくちゃいけないことなんてないだろうよ。来るべき年の間、将来のアップグレードと Web の進展 (それは行儀の悪いコードをぶち壊しにするかもしれないものだ) を考えてる人もいるかもしれないが、ぶっちゃけそんな問題は滅多にないわけで、問題が生じるまでに何年もかかるかもしれず、でもお前には問題が起こるまでの間にマークアップをアップデートする時間がたっぷりあるんだ。
僕はここの悪いコードを容赦してるわけじゃないし、だらしのないマークアップを推奨してるわけでもない。コードやマークアップのミスは避けられないものだけれど、もし見える影響が生じないならずっと気がつかないままの人もいるかもしれない。簡単に言えば、バリデーションエラーが目に見えて何か副作用でも起こしてない限り、 W3C に対応するためだけにコードに重箱の隅つつきをすることは -- 長い目で見れば -- 実りのあることじゃないんじゃないの。
XHTML をマークアップするのにつぎこんだ時間とそれのデバッグに費した時間をつり合わせるための適度なアプローチについて言っておくべきだな - 標準狂は気取り屋どもと 'XHTML 1.1 準拠' の署名のコレクション以外に何も達成しないってね。
厳しい真実がある:別にユーザは XHTML なんてしったこっちゃなく、画面にどう表示されるかを気に掛けてる。もしももっといいウェブデザイナーになりたいのなら、バリッドな XHTML とアクセシビリティ & ユーザビリティを分けることが重要だ。標準準拠の XHTML はユーザビリティを実現する手段の一つであって、それは目的でも唯一の手段でもないんだ。賢くやれよ。
タイトルは Tanabe さんからのいただき。
別に異論はないのだけどちょっとプログラマとして意見を述べさせてもらうとだな、デザイナに HTML レベルのことを過度に気に掛けさせるような状態ってのがそもそもまずいような。ようするにまともなオーサリングツールがあれば理想なんだけど、そんなものがあるのかどうかは不明だ (俺の知る限りは無い)。そもそも XHTML を生で書かないとダメな理由もないだろ。例えばデザイナには画面デザイン用の XML を使ってもらって、それをあとで標準に準拠するような XHTML に変換とかのやり方じゃダメなのか? なんかそっちの方が開発効率があがるような気がしなくもないんだけど。
それから何よりも問題なのは、 W3C の勧告ってのは基本的にいけてないって事だ。例えば XHTML だけど、せっかく SGML から XML になったのに未だに DOCTYPE 宣言をさせてるところがナニだし、最近の事情はよく知らんけど確か名前空間と DTD の問題って結局まだ未解決じゃなかったっけ? そもそも XHTML の語彙自体、洗練されてるとは思えないしな。ECMA Script 関連のバージョン付けのダメさ加減は Microsoft が裸足で逃げ出すし、言語仕様は全く俺の好みではない。というか、 Java Script なんかは酷すぎて呆れる。自分で RSS 1.0 を使っておいて、さらには卒論でも使っておいて何だけど、 RDF はオーバーヘッドの塊でしかないよ。他にオーバーヘッドの塊のダメ仕様としては、 SOAP とか XML Schema とか。前者は Google が SOAP API の提供を終えたことからも終了済みの技術に思えるし、後者は明らかに RELAX NG に敗北してるし (RELAX NG も十分複雑だと思うけど)。
どーも W3C はユーザや開発者の視点とはずれているというか、俺から見ると明後日の方向にいきがちに思える。連中はあまりにも包括的過ぎるんだよ。木を見て森を見ずならぬ森を見て木を見ずに陥っているというかね。
追記: Tanabe さんより誤訳の指摘をいくつか頂いたのでそれを反映。毎度毎度お世話になってます。ところでよくよく考えたら W3C のワーキンググループには Microsoft も参加してるんだった。具体的にどこに参加してるのかは知らないけど、さっきちょっと調べたら DOM の仕様書に MS の名前があったので、 DOM の複雑でどうしようもない部分は MS の手によるものと勝手に納得 (実際はどうなのかは全然知らない)。そういや連中は Web サービス関連のグループからたったの二日ぐらいで離脱したって事件もあったな。どっちにしろ、 IE なんていうネットワークテロそのものなブラウザを作っておいてよくもまあ W3C に参加しようとか思えるな。
2ch のドメイン差し押えについて弁護士のコメントが出てる。うーむ、ドメインの差し押えにはそこまで障壁があるのか。これはいよいよもって興味深くなってきたな。
今かかっている医者が薮医者な気がする今日この頃だが、土曜日にやっていてそれなりに近いという条件に合致するのがそこしかない。今月いっぱいでどうにもならんかったら、見放すことにしよう。
何故か飲み薬の種類を増やされたのだが、もしかして俺が思ってる以上にヤバいことになってるのかも。まさかたむしでここまでこじれるとは。
さて、あの田口雅之の現行の連載作品である「ライブズ」を読んだわけなのだが、バトロワのコミカライズの経験は全然無駄じゃなかったことがわかった。一見いいお話っぽくして「ああ、これからこいつらが仲間として合流することになるんだろうな」ってところでいきなりアレな展開にするとか、そこら辺の演出とか展開のさせ方はバトロワの経験があってこそだろうな。
設定がまだちょっとなんともかんとも意味不明なのだけど、「かつて人間だったものたちが得体の知れないクリーチャーになって食い合う」という展開は非常に興味深い。人間の本能と理性のせめぎあいとか、そういう方向で話が転がるのかな。