アンジェロ先生の "Prey On, Prey"、どっかで聴いたことがある気がするんだよなあ。なにかのゲームの BGM だったような。しかも市販のゲームじゃなくてフリーゲームで。気がするだけかな。
どーでもいいけど、ファミコンからスーファミにかけてのロックマンの BGM って何かブリティッシュハードの香りがしない? いや、これも気のせいかもしんないけど。
二巻まで読んだ。この人の以前までの作品に対する俺の評価は、「物凄く腕の立つ人が作った火曜サスペンス劇場」。絵は上手いし話も面白い、だけどなんか時代性というか話題性というか、そういう部分がわかり易さをあたえると同時に安っぽさも与えているような印象。一読して文句無しに面白いと思うけど、二回三回と読みかえすような漫画には思えない。
で、この「マンホール」なのだけど、乱暴にいってしまえば「ロボトミー + アウトブレイク」。人間をロボトミー手術された患者っぽくする (よーするに脳の中の欲望とかを司る部分を破壊する) 寄生虫が蚊を媒介にして広まるんですけどさあどうしましょうという設定で、事件の首謀者はどうしようもない人間のクズの浄化のためにやってる確信犯という筋書き。これは「凶悪な人間に対して非人間的なことを行ってもいいのか」とかそういう質問で悩むような人の方が楽しめるかなあ。俺はあんまそういうので迷わないので、割とそのへんはどうでもいい話かな。
しかしまあ、今回は大化けして欲しいなあ。なんだかんだいって安心して読めるタイプの人なんで。