Diary?::2006-08-29

00:12

いい加減 Wikipedia を "Wiki" と呼ぶ連中が消えてくれないものかな。 Wiki は Wikipedia だけじゃねえんだよ。これは用語は正確にとかそういうアナルの小さい問題では無く、他の数多くの Wiki を説明するときに妙な事になるという具体的な実害が想像できることによる。世の中「へー、 Wiki って Wikipedia のことじゃなかったんだ」というノリで理解してくれる人ばかりじゃないからな。

19:40

今朝はえらい驚いた。起きたら 07:34 だった。それでも会社に間に合ったのでそれは別に良いのだが、朝飯は食いそびれるし弁当は作れないし、いやまったく大変だった。

20:14

どうやら昨日の夜、俺は炊飯器にといだ米を入れた後に予約ボタンを押さずに寝たらしい。疲れてるのか、俺?

20:59

いやまあ、疲れる程働いてませんから。多分。でも丸一日つまらない資料、それも英文、そのうえ不親切な資料を読み漁りながらごにょるというのは少しキツイ。

ところで日本人の多くが英語がダメな理由って、結構な部分が国語教育が腐ってるからじゃないかな。俺が義務教育 + 三年間でやらされたことといえば、

なのだけど、これらって明らかに音楽や美術と同じ芸術科目だよな。国語で何を教えるべきかというと日本語での意志疎通のしかたに他ならないと思うのだが、上記の三つでそれを教えられると思っているのか、この国のお偉いさん達は。だとしたら頭に蛆が湧いているとしか思えないな。

ここで出てくるのが「美しい日本語」「正しい日本語」なのだが、こんなものは「学生らしい服装頭髪」と同じ程度のものであり、要するに意味が無い。大体みんなバカじゃないんだから、そんなにギャアギャア言われなくたって相手に通じる言葉遣いをするって。仲間内のスラングにまで口をはさんでる連中は、その狭いケツの穴をどうにかして拡張するべきだ。

じゃあ具体的には国語の時間に何を教えるべきかというと、新山さんがそのものずばりな事を書いておられるのでそっち読んでください。

とにかく、母国語の教育すらままならないのにまともな英語教育をしろといっても無駄だろうね。少なくともライティングに関しては絶望的だ。ただでさえ文章がまともに書けないのだから、母国語以外の言語ではもっと酷いことになるに決まっている。言葉を話す/文章を書くというのは脳内オブジェクトの直列化であり、ただその受入先が母国語か外国語かという違いだけだ。そしてそのインターフェースが腐っているのだから、どうやってもダメだ。リスニングに関してはまた別の問題があると思うのでここでは触れない。

ところでいい加減、高校の英語で基本の五文型とか教えるのを止めないか。ぶっちゃけ俺は日本語の助詞や副詞を詳しく説明しろといわれたら無理だが、それでもこうして文章を書けているし日常生活で困る場面なんて一つもない。プログラミング言語についても自由文脈文法がどうだとか考えながら書いているわけではないし、そういう事を教えてもどうにもならんだろう。そういやその辺の詰まらん知識は日本人が優れているとか聞いたことがあるな。ああくだらねえ。

海外在住者の話を聞くと「現地に出てしまえば嫌でも出来るようになる」というのが割りと決まり文句で、俺もそれは正しいと思うのだが。でもだからってみんな揃って英語圏の国で生活ってのは無理な話だからな、やっぱ教育をどうにかするしかない。でもどうにかなるのか、今更。

21:38

まあ俺は教科書に載ってる小説とかを読むのは好きだったけどね。そういや授業で読まされてた奴が退屈だったから別のを読んでたら、感想書くときに違う方で書きそうになったことがあったな。

どうでもいいが、夏目漱石の「こころ」はガチのホモ小説だと思うよ。

22:48

そろそろ終わりが見えてきた感じ。思うんだけど、この漫画ってやってることはえらい健全な少年漫画だよな。ところどころに狂ったパーツがあるのは御愛嬌という奴で、殆どの部分は極めて少年漫画的じゃないのかな。例えば喧嘩一つ取ってみても、ストリートファイトで格闘技の試合さながらのタイマン真剣勝負なんて少年漫画以外のなんだっていうんだよ。普通喧嘩になったら隠れてた相方がバックスタブするだろ! そういや俺が少年チャンピオンを買っていた頃の不良漫画は「京四郎」と「特攻天女」だったのだが、どっちもやってることは喧嘩じゃなくて殆んど戦争だったな。

ところで俺は少年漫画というかバトル漫画の (俺から見た) 構造的問題点はそもそもバトルが面白くないに尽きると思っているのだが (俺には「ONE PIECE」のバトルはたるく感じる。暴力の重みもないし) 、この漫画は「未知の技を使う相手にどう立ち向かうか」「明らかに基本性能が上の相手をどう倒すか」という戦略的要素がかなりその部分を補っている。単なる強さ比べだったら、ぶっちゃけ板垣漫画とか猿渡漫画読めば良いしね (戦略が無いわけじゃないが、それが戦いの主眼になってない) 。それにバトルシーン自体の描きかたも結構好きだし、そこまで尺が長くないし。

だからバトル描写それ自体がこの上なく素晴らしい「シグルイ」の評価は落ちようがない。「バキ」はいくらなんでもバトル以外がダメ過ぎたのだが、まあ「範馬刃牙」は大丈夫でしょう、多分。

って「ホーリーランド」から脱線した。まあいいか。ところでユウは最後きちんとマイとくっつくのか? なんかそんなことしてる暇がなさそうなんだけど。

23:28

なんかデスクトップマシンの光学ドライブが勝手に開くのだが、まさかもう故障か? いや、いくらなんでもそれは。

Written by Kuwata Chikara
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