それなりに人気のある漫画であれば「N の質問」シリーズ (以下、N 質) は存在するもので、やはりというかなんというかネウロにもあった。どっちかっつーと同人方面向きの質問かな。
ところでこの手の N 質を表現するためのデータ形式ってのは存在しない物かな? XML が相互運用性にもっとも優れているとは思うのだけれど、手書きを前提にすると少しそれでは厳しいか。それでも今の相互運用性ゼロの状態ってのは、なんだか気持ち悪く感じてしまう。
そもそも現在の N 質の何が問題かというと、
この二点。前者に関してはトラックバックなど既存のテクノロジーでカバー出来ると思うのだけれど、後者に関してはクリアしなければいけない課題がいくつか存在する。以下適当な思い付き。
まずは各人がバラバラなフォーマットで解答しているという状態を打破するために、前述の通り統一フォーマットを作成する必要がある。質問の作成者、回答者双方の負担を最小限にするためにも、以下のような単純なテキスト形式が望ましいだろう。
質問リストは
質問のタイトル
1. 質問その一
2. 質問その二
...
解答は
1. 質問その一
解答その一
...
この程度の単純なデータであれば、簡単に XML に変換することができる。変換後は次のようなデータにすればいいだろう (RDF にするのも面白いかもしれないが面倒過ぎる)。
<?xml version="1.0"?>
<question url="http://質問リストの URI">
<title>質問のタイトル</title>
<website url="http://回答者の Web サイトの URI">回答者の Web サイト名</website>
<ql>
<qa number="1">
<q>質問</q>
<a>回答</a>
</qa>
</ql>
</question>
とりあえずデータフォーマットは定まったが、これらを利用できるようなサービス/ソフトウェアが無いとお話にならない。あくまでも思いつきだが、 N 質登録サービスなどというものがあればいいだろう。大まかに書けば、
これだけではまだ不十分で、やはり自分のサイトに質問への回答を載せて、それをトラックバックなどで送れた方が便利だ。となると、 HTML への埋め込みという問題が出てくる。
とりあえず思い付いたのは、 pre や dl 要素で回答を書いてその id 属性で判別するというものだ。 id 属性の値には前述の質問 ID を持ちいればいいだろう。