Diary?::2005-11-19

00:16

一体どこまで正確さを求めるべきなのだろう。

俺は部や SA でオブジェクト指向について説明する際に、ただ単にオブジェクト指向という言葉をつかっているが、これは厳密には誤りだ。何故なら、俺が教えていることはオブジェクト指向の実現の手段の一つであるクラスについてだけであり、それはクラス指向とかクラスベースのオブジェクト指向と呼ぶべきものだからだ。

もっと書けば C++ と Java と Python では言語の設計思想が全然違うし、同じ C++ でも template を使うかどうかで大分変わってくるし、あまり詳しくないけど Boost 以前と以後でも全然パラダイムが違うんだろう。だから、例えば C++ の Boost 以前のクラス指向のプログラミングについてとか、そういう風な言い回しにするべきなのだ。キチガイみたいに正確さを求めるのなら。

でも、そこまで言葉の上での正確さを求めるのってバカバカしくないか? 少なくとも、ある程度の知識がある相手ならばオブジェクト指向という言葉が何をさしているのかを文脈から読み取ってくれるし、誤解が生じたらそこで説明すれば良い。コンピュータですら型推論とかで便宜を図ってくれるってのに、人間サマがそれをできない理由は無い。

多分、議論が紛糾する原因の一端が言葉に囚われすぎることにあるのだろう。別に俺はそこまで議論の際には言葉に拘らないというか、明らかに議論を混乱させるレベルでの間違った使いかたでなければ黙殺するのだけれど。

ああ、この議論を混乱させるレベルでの間違いに対する閾値がバラバラだから、どうでもいい横道にそれたフレームが起こるのか。あらかじめ議論の火付け役が言葉の定義を最初に定義しておくとか、そういうのが必要だね。ディベートではゲームの第一ターンで議題の肯定側が言葉の定義をするわけで、ネット上での議論でもそういう習慣は根付かないものかな。

00:24

すげえ! 統一協会で Yahoo 検索してこの日記にたどり着いた人がいるよ。ちなみにこのページの順位は 991 番。キチガイだ。

何を調べていたんだろ、本当。

01:06

季節によって聴きたくなる音楽ってのがあると思う。

ものごっついポジティブな音楽。メロスピ系とか。
暴れたくなるような音楽。エクストリームメタルとか暑苦しいハードロックとか。
哀愁漂う音楽。北欧のメロディックメタルとか。
凍えるような音楽。ゴシックメタルとか暗黒系のプログレとか。

伝統的なヘヴィメタルとかメロディアスハード系は割と年間通して聴きたくなる音楽かな。あと同じバンドでも、季節によってローテーションの頻度が全然違うのもあるな。 W.A.S.P. の「The Crimson Idol」なんかは陰鬱な気候になるか自分自身が欝に入ってるときには良く聴いていたな。それに対して「The Headless Children」は割と普遍的な気がする。流石に最近は聴く頻度が減ったけど、全く聴かなくなるってことはないな。

そういえば、俺は Sentenced の新作を季節が Sentenced の季節になるまで買わなかったな。実に些細なこだわりだけれど、こういうこだわりこそが人生を豊かにする。と思う。

えらいどうでもいいことだけど、同じ事を家族に話したら「そういうのはお前ぐらいなもんだ」と言われた。きっとそうなんだろう。

03:02

今の俺みたいに書いたそばからアップするのと、かつての俺みたいに一日に一回まとめてアップするのとではどちらが嬉しいのだろう。正確には、どちらを嬉しがる人が多いのだろう。どっちにしろ俺は自分が楽な方法でやるから知ったこっちゃねえんだけど。

ところで俺はメモをとるのに PC をあまり使ってない。大体 8cm × 5cm ぐらいの長さのポストイットをでかくした感じのメモ用紙に書いて、それを PC のディスプレイに張っている。書いてある内容は予定表だったり、プログラムのアイディアだったり、「薬は朝晩の計二回」みたいな覚書だったり。

こうしている理由は常に視界にメモが入ってくるというのもあるが、それ以上に重要なのはメモをお気に入りのボールペンで走り書きするという行為、つまりはいかにもメモってるという感覚だ。多分、俺はこの日記みたいな永続的に残るデータは PC 上でやりたいと思っている半面、一時的なメモみたいな刹那的なデータはアナログに拘りたいのだろうな。

03:41

これまでは日記を書くたびに rsync で転送していたのだが、その度にパスフレーズを入力するのがかったるいので専用の鍵を作ることにした。ついでだから一日に一回、 23 時 59 分に cron を用いて一括で転送させてみよう。 やっぱ止めた。即座に日記の更新が反映されないと、どうにも落ち着かない。以下は参考にしたページ。

20:38

Google で「return0.dyndns.org -"日記は3日分を表示して「もっと読む」を付けてもらえると嬉しいです"」という検索をしてきた御方へ。「もっと読む」はかったるいのでスルーしましたが、一応 3 日分表示させてみました。どんなもんでしょう。あー、同じ日の中だったら記事は逆順にした方がいいか。

ってか、初めてもらった要望が Google 検索の悪用 (?) 経由というのがこのサイトの行く末を暗示しているような。やっぱ掲示板を持つべきなのかな。

さて、シグルイ 5 巻の感想を書きたい所だけれど、あいにく俺はこれから K-1 を見る予定なので感想は日付が変わってから。

23:18

K-1 の感想でも。

韓国のでかいだけのアホ vs レミー "フライングジェントルメン" ボンヤスキー
まあなんというか、ぽっと出のでかぶつが勝てる世界ではないので。ああそうだよ、俺はこいつが嫌いだよ。早く K-1 の世界から消えてくれないかな。
ハイパーバトルサイボーグ vs 甦る最後の暴君
明らかに後先考えずに打ち合う姿がとても素敵。結果はアーツの勝利だったが、バンナも極端に負けているわけではなかったしまさに実力伯仲、今回のベストバウトじゃなかろうか。
ところでアーツは肋骨骨折でリザーバーと交替したけど、あんなアホみたいに打ち合ってりゃ骨の一つもおかしくなるって。
武蔵 vs ルスラン・カラエフ
相変わらず武蔵はスロースターターでやきもきさせるなあ。それはともかく、カラエフはとても好きなタイプの選手だ。次回以降は大いに期待したい。あの目にも止まらぬ連打がたまらない。
大巨人 vs 黒豹
大巨人の方には俺の中では「コロ助」というニックネームがついている。元ネタはM:TG Wiki コロ助より。
セフォーが万全だったらあるいは。いや、それでもダメかな。シュルトはただでかいだけじゃない、きちんと格闘技を出来る選手だよ。
レミー・ボンヤスキー vs コロ助
ボンヤスキーはコロ助がとても苦手な御様子。つーかコロ助が強いだけじゃないかな。
グラウベ・フェイトーザ vs 武蔵
あ、ボンヤスキー以外は全員空手選手だ。これは珍しい。まあなんというか、武蔵はカラエフ戦で消耗しきっていたね。
コロ助 vs グラウベ・フェイトーザ
フェイトーザにも何か面白いニックネームをつけたいなー。
試合? あれは虐殺だよ。

しばらくはコロ助がチャンピオンで収まるような気がするな。ここでゲーンノラシンとかの軽量選手がコロ助を倒したりすると、混沌として面白くなってくると思うけど。それは夢を見過ぎか。

まあ今回の大会はバンナとアーツの死闘が見られただけで満足としておこう。

Written by Kuwata Chikara
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