Diary?::2005-10-03

00:15

俺がPythonとJavaについて書くと、Javaの悪い所にしか目が行かないのが問題、というか有害だな。

02:45

オープンソース化した方がいいエロゲーってなんじゃそりゃ。無茶苦茶ネガティブな意味でやってみたい。

ところで、物凄く質の良いエロゲー(ってエロゲー自体どういうものかよく分からないけど)をLinuxやBSDで発表したら、果たしてシェアが増えるのだろうか。

いや、エロで増えても全然うれしくないとは思うが。

04:27

俺は学歴偏重主義は反吐が、それも血反吐が出そうな程嫌いだが、やはり大学のレベルとそこでされる教育の質ってのは確実に違いがあると思う。だってさー、他の高レベルな大学の学生とか留学している人のWeb日記に書かれるプログラミングのネタ(それも大学での講義のネタだ)、絶対に俺の大学の学生にはワケワカメなレベルだもの。

友人がmixiで「やはり俺たちの大学は所詮で形容されるレベル」と書いていたが、じゃあそれを改善していくにはどうすればいいのか。講義のレベルを上げれば良いだろうか? それではレベルの低い学生を切り捨てることになるが、それじゃあ経営が成り立たないのでは? 以下無限ループ。

大学が営利団体であることが問題だと思うのだが、それでさえ問題の一面しか見ていないわけで、安易にヨーロッパの国々の真似をすればいいという訳では決してない。と思う。でも学生をつなぎ止めておくためにヌルイ講義がされるのって、はっきりいって腐りきっているよ。同じような事は別の先輩も思っていたらしく、その人は大学側にそこら辺ぶっちゃけどーなのと聞いたらしい。大学側の返答(といっても多分現場レベルの解答)は、やはり大学のレベルを引き上げたい、でもそのためには高校での情報系の教育が必要不可欠とのこと。

確かに高校である程度情報工学の教育をしておけば、かなりの量の前提知識の説明を省くことが出来る。だけど、それは致命的な問題ではないように思える。俺は高校時代、最初は理学系を志していたが、自分の才能では食えそうもないという理由により放擲して、情報系への転身をした。プログラミングは大学に入るまでは全くしたことがなかったし、そもそもPC自体持っていなかったという大博打だったが、この博打は成功だったと思う。もっとも、今のヌルイ大学だからこそやっていけたという見方も当然あるが。

というかむしろ、数学などの教育に問題があるだろう。レベルの低い情報系の大学ってのは、入試で数学が必須になっていないところが多いと思う(うちはそうだった)が、数学というか数学的な考え方が出来ないと躓く場所は多い。それと英語。全てのプログラマにマルチリンガルになれとはいわないし、そもそも俺だって英語は得意でない(TOEICで555点程度、実用的とは程遠い)のだが、それでもリファレンスやマニュアルが英語だからといって避けるわけにはいかないし、英語で書かれた論文を読まざるを得ないときもある。きっと俺よりも情報工学に関して恵まれていた連中が追い抜かされた理由は、ここら辺にあるのだろう。元は(隠す必要もないので書くが)電気通信大学を志望していたのだから、当然それなりに英語や数学、物理の勉強はしていた(田舎の高校の優等生レベルだが)。きっとそれが差に繋がったんじゃないのか。

結局の所は基礎的な教育をきっちりやれ、大学に入る前段階での知識も重要だという面白みの無い結論に達するわけだが、じゃあそうして入試のレベルを上げて学生のレベルの底上げをしたら、それも学生数の減少に繋がるわけで。じゃあ難易度が多少高くても学生が減らないようにするにはどうすればいいのかだが、それには大学の知名度と実績が必要不可欠で、それって俺みたいに大学の悪口を書いている奴がいるうちは無理だろうなあ。

これも無限ループというか卵/鶏問題なのだが、どこかで勇気を出して切り込まないとジリ貧になって破滅するだろう。別に今の大学が潰れようが、短期的には俺にとってはどうでも良い話なのだが、長期的に見ればレベルの低い大学での教育は業界全体にとってマイナスだし、ということはつまり俺にとってのマイナスでもある。それに、出身校を気にする一部にとっての心象も悪くなるだろうしね(これまたどうでもいいが、良くなるに越したことはないだろう)。

ここら辺、それなりのレベルの大学の人の話も聞いてみたい。でもその人ですら大学はダメだと思っていたら(そしてWebを見る限りではその可能性が極めて高い)、もう根本的な所から変える必要がある。でもそれって誰が変えるんだ? 誰かがやらなくちゃいけないが、悲しいことに俺はその誰かの集合に入っていないし、入ることが出来そうもない。

23:33

やはり他人にものを教えるというのは、特別な訓練を経ていないと難しいことなんじゃないか。

Written by Kuwata Chikara
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