Diary?::2005-09-02

SQLObjectとPySQLiteには罠がある。PySQLiteはいつからのバージョンかはわからないが、それまでsqliteというパッケージ名だったのがpysqlite2などに変更されているらしい。そしてSQLObject内のSQLiteConnectionでは、古いパッケージ名が未だに使われている。

というわけでSQLObject内のsqlite/sqliteconnection.pyの以下の部分を修正。

global sqlite
if sqlite in None:
	# import sqlite 元々あった奴
	try:
		import sqlite
	except:
		from pysqlite2 import dbapi2 as sqlite

やっぱりインターフェースは重要。とはいっても、変化を重ねるうちに当初のインターフェースを保つことが困難になるってのはありうるし、後方互換性にばかり気を取られて内部が汚らしい状態になってメンテナンスが困難になったりしたら良くないし。

今回のはちょっと手直しすれば済む問題だった(プラス過去のsqliteパッケージを使っている人にはあまり影響無しだ)から気にしないけど。MicrosoftのDirectX9の騒動は酷かったなあ。


Blogツールが流行った理由って、ぶっちゃけた話ブラウザから更新できるってのが最大の理由だよな。

でも俺にとってブラウザのテキストエリアは悪夢のようなインターフェースなので、あまりブラウザから更新ということに魅力を感じない。それにあれだ、ブラウザから更新する場合だとtypoに気がつかないまま記事を上げちゃうことが多くなるだろうし、草稿を書いて後で手直しってのもツールによってはできないだろうし。

だから俺は一日一回、サーバマシンとクライアントマシンで同期を取って更新を行うようにしている。これならお気に入りのエディタで日記が書けるしね。

ところでさぁ、やっぱりタブをフォームの移動とかにアサインしたのは間違いだと思うよ。タブが使えないってことでWiki記法なんかが制限されている部分て結構あると思うぞ。


タブで思い出したけど、プログラミングにおいてインデントを行う際に使うのはタブ文字(ハードタブ)かスペース(ソフトタブ)かってのは宗教論争の種の一つ。じゃないのかねえ。

俺は他の人が自分の環境にあわせてインデントの幅を変えやすいってことでハードタブにしている。そしてこの他の人ってのは別の環境で作業する自分でもある。

俺は空間の利用効率を追求したいときにはタブ幅を2にするし、大きめのディスプレイとかで作業するときにはタブ幅を増やしたりする。他人のソースを読むときに一旦タブ幅を増やすこともある。そして全ての環境で自分の使い慣れたツールが使える保証もない。だから多くのエディタが対応しているであろうタブ幅の変更で対応できるように、ハードタブを使っているわけだ。

ところで、やっぱタブ文字は表示させるよね?


w3mならエディタにvimが使えたりするのだけれど、w3mは常用ブラウザとは言い難いので。


俺の明らかに悪い癖は、とりあえずプログラムで表現したらどうなるかと考えてしまうことだ。シュレディンガーの猫を用いたたとえ話を読んだときに「遅延評価っぽいなこれ」とか考えたりとか。WeblogとWeb日記とそれに伴う混乱をオブジェクト指向で説明したりとか。


先月の日記は一月分で100KB近い分量があった。自分でもよくそんなに書くことがあるものだと思うが、それはそれだけのインプットがあったのだと好意的に解釈してみる。

インプットがあってもアウトプットがなければ、それは脳もしくは心の便秘だ。便秘はよくない。

じゃあ脳味噌が下痢を起こしている状態ってのはどんな状態なのだろう。BBS or コメント欄 or メーリングリストで暴れているような連中のことかな。

自分で書いておいてなんだが、アウトプットを排泄物にたとえるのはイメージ的には最悪だな。

Written by Kuwata Chikara
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