後書き

そもそも最初はやるつもりのなかったプレイ記録。転職してやや多忙になったこと、腰椎椎間板ヘルニアの手術後でコンディションが最悪だったことなどから今回は見送ろうかなと思いつつ、何となく妹に「IIIのプレイ記録読みたいか?」と聞いたら「やれやコラ(意訳)」という反応が返ってきたので始めたのですが、話数だけみるなら結果的にこれまでで最長になってしまいました。自分で読み返してみて思わず呆れ返りますが、登場人物がこれまでの5人から3人に減ったので、台詞を考えるのはとても楽でした。会話の組み合わせを数え上げると、これまでの10パターンに対して今回は3パターン。激減もいいところです。なので案外時間はかかってません。

というか基本的に何も考えずに書き始めて行き当たりばったりで台詞を考え、それまでの進行と比べて一目でわかる矛盾がなければいいやという極めて大雑把な書き方をしているので、もしも伏線めいたものがあってもそれは全部偶然です。というかそんなに精緻な書き方してたら絶対に終わりません。

本編の攻略的な部分を振り返ると、これはもうプログの死闘に尽きるでしょう。おかげでいろいろ攻略が楽でしたが、プレイ記録の脚色である以上どうしても話の中心が作戦の中核を担うプログになってしまい、さらに性格的に物凄い俺様野郎になってしまったので、どうにもバランスの悪い三人になりました。今回はいつも以上に準備なしで進めたのでキャラ立てをまったくせずに書いたのも原因ですが、やはりシノビの高性能っぷりが一番の原因でしょう。

また「同じ攻略手段ばかりじゃ読み手も飽きるだろう」ということで多様な攻略手段を考えることを信条にしてはいますが、今回は常に「ソロで多元抜刀で一撃だろ」という疑念がついてまわり、特に終盤ボスはシノビソロの安定撃破レベルを下回ったレベルで挑戦しないと説得力皆無ということに気がつき、そのため相当にマゾい場面が多々生まれました。そしてそこまでしても三竜は殆ど同じ攻略方法で終了だったのがアレですが。やはり少人数パーティだと打てる手の引き出しが減ります。

また、そもそも今回三人編成で進めた理由は

というもので、当初はシノビ・プリンセスorモンク・ビーストキングを考えていました。プリンセスとモンクはどっちにしようか迷った挙句、単純に一番絵柄が気に入ったモンクに。ビーストキングはなんとなくサブでも良さそうだったのと(実はメイン向けでしたが)、パイレーツがいないと海に出る理由に乏しいかなあというイメージ的な理由で急遽パイレーツに変更。その後シノビの分身はいくらでも出せる事が発覚、そして後に登場するショーグンに食いしばりなどというとんでもないスキルがあることが発覚、もう三人編成でいいやとなったのは本当に計算外でした。

計算外とえいば、シナリオ分岐は当初から「アトラスが2択なわけねー。他にルートあんだろ」という読みの元で進めており、深都発見時に両者に対して否を突き付けたのは、その辺の読みがあったからです。深都発見時の台詞回しは、あくまでも「一介の冒険者が両者に否を突き付けるという事はどうなのか」という観点からの脚色です。もちろん、その結果は見事な逆張りという。

また第3階層で海都側に付いた理由も半分はプレイ記録に書いた通りの心情的理由で、もう半分は公式サイトでアンドロの存在を知ってしまったので、「さては倒した敵の力を奪う展開だな? じゃあ海都に付けばあのロボット解禁?」というこれまたズレた読みであり、結果的に出てきたのがショーグンでまたもや逆張り。とはいえ、どちらに付くか迷って大航海で現実逃避してたのは割と本当です(迷ってるうちにふと公式サイト見たらそこで初めてアンドロのグラフィックを拝見)。またその逆張りが表ラスボスをソロ撃破という珍事に繋がり、他の誰でもない筆者がまず驚く展開でした。

結果的に個人的に一番しっくり来るルートに入り、また1プレイヤーとして純粋に予想外さを楽しめる展開でした。読者の方がどう思われたかはわかりませんが、楽しんでいただけたら幸いです。

その他雑多なもの

アーモロードの冒険者に捧ぐ質問集なんてものがあったので、それの一部に答える形で、書ききれなかった&書くタイミングのなかったものをいくつか。

Q01 ギルド名とその由来をお願いします。

ギルド名はスーパーノート。由来はBlack SabbathのSupernautをそのまま。ついでながら船の名前のサザンクロスもBlack SabbathのThe Sign Of The Southern Cross、その他メンバーの名前とこのプレイ記録のタイトルは全てヘヴィメタル関連のネタというか半ばヘヴィメタルカルトクイズです。何も調べずに全部わかった人は筆者と同類でしょう。

Q03 彼らが冒険者になった理由をご存知ですか?

「設定とかある?」と聞かれたりしますが、実際のところゲームをしながら取ったカバレッジを脚色する形で書いているので、特に設定等は考えておらず、本編の三人に付いては「何かワケアリっぽい」台詞回しで冒険者になった理由を仄めかす程度の事しかしていないです。

Q05 冒険をするにあたり、外で情報を集めたりはしましたか?

基本的に真ラスボス撃破までは何も。流石に大航海の交易品は無理だったので攻略Wikiを参照、というかダイマオウイカは本当に初代の逆鱗乱数固定含めたWikiの情報なしでは無理でした。

Q07 「これが主力!」というスキルを挙げるなら?

分身+潜伏+雲隠(+食いしばり)。これのおかげで攻略が大分楽でした。

Q08 「これぞ浪漫!」というスキルは何でしょう。

多元抜刀はロマン技と見せかけて、実はソロ攻略を容易にする超実用スキルだったので、おそらく首切り。流石にトリオ編成ではロマンを求める余裕はなかったです。というか首切ってる暇があったら飯綱叩き込んだ方が確実なような。

モンクの拳スキルは物凄く育てないとダメという点でロマンですね。これまたロマンを求めてる場合ではなかったです。

Q09 数々の強力なリミットスキル、どのように運用していますか?

大抵の場合、休養→設定解除のまま挑んでしまい、それが問題になった事はあまりなかったり。

Q11 引退と休養のシステム、活用していますか?

ボス戦の前後で大抵は休養。引退は筆者の趣味ではないので使ったことはないっす。

Q13 対処が苦手な敵、戦いたくない相手は居ますか?

全ボスシノビソロでクリアできたので……むしろシノビソロだと雑魚が無理です。

Q14 FOEと呼ばれる敵にはどう対処しますか?

初見で全逃げ→ボス戦前の休養後のレベル上げで乱獲。

Q20 アリアドネの糸など、消耗品はきちんと準備していますか?

パイレーツが第3階層以降殆ど常にサブファーマーで帰宅マスターを覚えていたので、サブファーマーとかやってる場合じゃなくなった第6階層と第3階層以前以外はアリアドネの糸を使ってなかったり。

基本的に永久機関に近いので消耗品の類も殆ど持ち歩かず、対ボスなどで使う耐性装備をバッグの中に入れっぱなし。

Q22 マッピングはどのように行っていますか?

大体マップの先読みしながら壁を引いて、画面切り替えのタイミングの一歩手前で床を一気に塗る。

Q23 階層ごとにガラリと環境の変わる樹海。好きな階層は?

第6階層。シリーズ通じて第6階層がその作品で一番好きな階層かも。

Q24 最も探索が難航した階層はどれでしょうか。

本編限定であれば、やはり第6階層。ってかあれ挑戦時の適正レベルっていくつなんでしょうか。進行上の理由でLv44で挑んだらえらくマゾかったんですが。

Q31 好きな音楽を教えて下さい。

通常ボス、ラスボス、真ラスボス第二形態。今回はメタル色が強くていいですね。

Q32 あなたにとって、「世界樹の迷宮」とは何ですか。

久々に出た時間を割く価値のあるRPGシリーズ。


2010-06-14