三竜を倒したら、回復の泉とB26F入り口付近へのワープゾーンが開いたぜ。それと、どうやら世界樹の最奥への扉もよ。 | |
この先に進めば戻れる保証はない、か。 | |
ここまでの道のりも相当なものでしたけど、この先に待ち受けているものって一体何なのでしょうねー。 | |
こういう時はボスラッシュの類がお約束なんだけどなー。 | |
ったく、ロックマンじゃないんだから今時それは…… |
……あったな。 | |
ってかこいつかなりヤバいぞ。アイスブレスは使ってこないけど、絶対零度と貫く氷槍を使ってきやがる。 | |
絶対零度に即死効果がある以上、私がフリーズガードで守りつづける必要がある。そうなるとより多用される貫く氷槍が厄介だな。 | |
今回はたまたま勝てたけど、次に挑むときにはクォーソンを擁する編成の方が良さそうだ。 |
そして次は雷竜クローンだけど、こいつはさらに凶悪。古竜の呪撃という技が大ダメージ+HP吸収で、この編成で挑んだときはあっさり全滅した。ってか、オリジナルってこの技使ってきたか? | |
いや、オリジナルの方も使うには使うはずだけど、どうも俺達のような戦い方だとまず使われないらしい。 | |
なんかクローンの方が強く感じますねー。 | |
というかこの面子だと厳しいぜ。ちょっとクォーソンと変わるかな。 | |
そうだな。確かに力祓いの呪言がないと守りきれそうもない。 |
それで先ほどの雷竜クローンが強かったので身構えてしまったが、この炎竜クローンは単なるカスではないか。 | |
うむ、古竜の呪撃のような凶悪技がないので実に戦い易いな。 | |
三竜を格付けすると |
偉大なる赤竜 > 氷嵐の支配者 >>>>(越えられない壁)>>>> 雷鳴と共に現る者
こうだな。それに対してクローン連中はまるで逆だ。 | |
だがこれで真のラスボスの前座は終了であろうな。そろそろあやつと変わるか。 |
この扉の奥が世界樹の最奥だ。この先に何が待ち受けているかわからないけど、これで俺達の冒険も終わりだ。 | |
そうだな。本当、冒険を始めたときはこんな事になるなんて思いもしなかったよな。 | |
思い出に浸るのにはまだ早いだろ。さあ、扉を開けるぞ。 |
いきなり全滅かよ! | |
何度か挑戦してみたが、どうも最初のターンに必ず「エクスプロウド」という技を使ってくるようだな。 | |
他の属性の攻撃も使ってくると考えた方がいいだろうなー、これ。 | |
それはマズいな、今の私のレベルでは属性ガード系はコンプリートできないぞ。 | |
ま、それならレベル上げればいいだけでしょう。 | |
しかし最後にきてこれか。 |
このフォレスト・セル、防御力自体は大したことないんだよな。 | |
俺の火炎の術式がブーストから2000オーバーのダメージになったりするからな。だがその分、HPの量は凄まじく多いようだ。 | |
攻撃力は私が通常攻撃で400前後のダメージになる。特殊技にはとても耐えきれないな。 | |
今回も防御陣形で守りを固めないと厳しそうですねー。 |
ところが厄介な事に、こいつはステータス強化を大量にかけるとそれを打ち消してくるんだ。 | |
この技、世界樹の王が使ってた奴とまったく同じだぜ。 | |
奴の力の大元がこのフォレスト・セルだったのか、それとも……いや、今は戦いに集中するか。 |
5ターン目にはサンダーストームという技を使ってきた。当然全滅。 | |
何度か戦って調べてみたが、どうもこいつの行動パターンはある程度決まっていて、 |
こうなっていた。 | |
でもここまで調べるだけでも相当難儀したぜ。 |
例えばこのデモンズラッシュは複数回ランダムに攻撃してきて、そのダメージがこれ。他にも単体複数回攻撃のランドスラッシュとか、全体的にヤバい攻撃が多すぎる。 | |
最初のターンには防御陣形を使えないので、次のターン以降がどうにもならんな。 | |
王の威厳を誘発させるにしても、必ず王の威厳が防御陣形の後に発動するので、なんかもう勝てそうにないです。 | |
いや、もうちょっと試行錯誤してみよう。何か見えてくるかもしれない。 |
数回戦った後……
……理屈の上では勝てる。だけど、これは…… | |
一体どういう理屈なんだ、それは。私には勝てる気がまったくしないぞ。 | |
えーと、フォレスト・セルの行動パターンってかなり固定化されてるだろ? | |
いや、それは既にわかっている。確かに全体攻撃のターンはわかるのだが、それだけではどうにもならんぞ。 | |
いや、王の威厳を誘発させれば、大体次みたいなパターンになるはず。15ターン目まではこんな感じだ。 |
殆ど行動させずに戦えるはずだぜ。 | |
所々に挟まれたランダムへの対処をどうするつもりだ? | |
そこがどうにかなるなら苦労はしないよ。そしてそこへの対処方法もないわけではないけど、けど、しかし…… | |
いよいよもって手詰まりか。 | |
……一応、俺にも策があるぜ。 | |
本当か? それなら話が早い。 | |
おう、とりあえず以下のアイテムを準備してくれ。 |
大体使用目的はわかるけど、これだけでどうするんだよ。 | |
いいから俺の言う通りにやってみろって。 |
よし、準備はいいな。 | |
……お前、正気か。 |
俺がいきなりHPが減った状態だけど、これは憤怒の力で攻撃力の底上げをするためだ。ぶっちゃけランダム行動を何度もされたら勝てないんで、なるたけ早くとどめをさす必要があるんだ。 | |
……それで、そのランダム行動にはどうやって対処するんだ。 | |
勘。 | |
……。 | |
……。 | |
……。 | |
……。 | |
……。 | |
あーそうだよ、勘だよ。他に何も思いつかなかったよ。そりゃ確かに勝率を高めるための努力はしたぜ? でも今回ばかりはどうにもならねーんだって。 | |
せめて準備を整える前に言ってほしかったな。 | |
いや、だって先に言ったらみんな反対するっしょ。 | |
(呆然) | |
リク、お主からも何か言ってやってくれ。 | |
……そうか、それがお前の出した結論か。 | |
お、おう。 | |
……ハハッ。 | |
? | |
こいつは傑作だ、サイコロ運でラスボスを倒そうってのか! | |
ちょ、止めないんですかい? 流石にこれは無謀でしょうや。 | |
いやいや、流石に勘は有り得ないけど、俺の考えていた作戦もそんなに違いがあるわけじゃないからな。まあ結果オーライだよ。 | |
そりゃ良かった。それじゃあ、フォレスト・セルをぶっ倒しにいこうぜ。 |