![]() | ……世界樹の迷宮の真実がその目的なんだけどよ。そんな事が俺達を正当化する事にはまったくならねーと思うけどよ。 |
![]() | それでも今は戦う他無かろう。 |
![]() | ったく、因果な商売だぜ冒険者稼業ってのは。 |
![]() | ええっ、ちょっと一体これってどういうこと!? |
![]() | この子の言ってることが全部嘘で、単なるはったりであれば話は早いんですけどねぇ。 |
![]() | アポロの言う可能性がゼロではない、というかそうあって欲しいものだ。もし彼女の言葉が真実であるとして、我々の死を願うものの心当たりとなると……。 |
![]() | 執政院だけになっちまうぞ。俺達の行動を把握してるのは執政院の連中だけだし、それに思い返してみれば執政院、ていうか長の行動って怪しいところがあるし。 |
![]() | 何にせよ今ここでは結論を出すことは無理だ。しかしどうもおかしな方向に話が転がりすぎだな。 |
![]() | ついに決戦か。ってちょっと待て、これはどういうことだ? |
![]() | むむ、これは…… |
![]() | 何ですかい、この悪い冗談のような F.O.E. の数は? |
![]() | 仮にこれが毒樹とあの女性型 F.O.E. だけだとしても、相当な消耗を覚悟しなければならないだろう。 |
![]() | と、とても倒しきれないですよ……。 |
![]() | スノードリフトとかクイーンアントみたいに、ボスを倒せば取り巻きも消えてくれるんじゃね? |
![]() | そう上手く事が運べばよいのであるが、まあ我輩としてもその線を洗ってみたいところだ。 |
![]() | そうなると、えーとあいつならどっから手を付けるかなー。 |
![]() | 重要なのはボスとの戦いに F.O.E. が乱入しないことなのだが、さてどうすればいいのか。 |
![]() | とりあえず適当に歩いて、地形とボスの位置を確認すっか。 |
![]() | そしたら早速血の気の多い F.O.E. が追っかけてきやがった。 |
![]() | どうする、一旦戦うか? |
![]() | いや、このままできるだけ逃げてみよう。 |
![]() | まずは何よりも地形の把握、ということであるな。 |
![]() | 逃げきれなくなったら、そこで初めて戦闘だ。 |
![]() | 地形の把握が最優先なら悪くない考えではあるが、どうもあまり良い考えではなかったようだな。 |
![]() | 他の F.O.E. が押しかけてきてしまったではないか。 |
![]() | あちゃー、考えてみりゃそうか。 |
![]() | この「冷酷なる貴婦人」は他の F.O.E. に乱入される前に充分撃破可能だが、その後はかなりキツそうだな。 |
![]() | ま、倒したらとっとと逃げればいいだろうしな。 |
![]() | って、全然ダメじゃ無いですかー! |
![]() | これは大人しくアリアドネの糸を使ったらどうだ。 |
![]() | いやいや、まだまだイケるぜ。まあ見てろ。 |
![]() | まずはあえて戦闘に持ち込む。 |
![]() | うわ、嫌な予感……。 |
![]() | うん、まあ大体読めましたけど……。 |
![]() | 1ターンで逃げればこの通り! |
![]() | 全然根本的な解決になってないじゃないですか! |
![]() | まあ、今はマップの把握が最優先だろうから、大目に見ておくが。 |
![]() | それよりもさっきから見ていれば、マップの中央の F.O.E. はまったく動く気配が無いな。 |
![]() | おう、多分そいつがボスだ。もっとも今のまんまじゃ戦っても取り巻き乱入でぶっ殺されんのがオチだからなー。しばらく歩き回って様子を見るか。 |
![]() | うーん、フロアを移動すると F.O.E. の位置がリセットされるから、それを利用して入口付近におびき寄せて倒すってのが一番かな。 |
![]() | 確かにそれがもっとも安全策ではあるな。女性型の二体については、乱入される前に充分倒せる。もっとも、リクの言っていた「ヤバい方の F.O.E.」と上手く距離を取る必要があるが。 |
![]() | フォレストデモンの方はファイアガードさえありゃ楽なんですけどねぇ、フォレストオウガが嫌がらせのように固いのがなんとも。 |
![]() | これ、アポロのスキルで術属性付与して殴りまくってこんだけかかってるからな。普通に戦ったら倒しきれねえよ。 |
![]() | でもまー、一応結構な数の F.O.E. を倒してますから、この調子で頑張れば何とかなるでしょう。 |
![]() | どうも復活までのインターバルが短いっぽくて、回復は B18F の回復の泉まかせにしねーとダメくさいけど、それでもあと一頑張りだな。 |
![]() | ……で、主に女性型の方を優先的にぶっ倒していたんだが。 |
![]() | ふむ。確かにこれは予想外の事態だな。 |
![]() | それまで全然動いてなかったボスらしき奴が動き出して、仲間を潰しながら登場しやがった! |
![]() | ちょ、ちょっとこいつ、モリビトの守護鳥じゃなかったんですか? |
![]() | ふん、どうせ奴らが勝手に守護鳥として崇めているだけで、こやつはたまたま侵入者である我ら人間を優先的に捕食している、そんなところであろう。 |
![]() | しかしこいつは使えるな。というか、使わないとやってらんないかもしれない。 |
![]() | つまり厄介な F.O.E. の始末をこいつにさせる、ということか? |
![]() | なんかちょっと酷い気がします……。崇拝してる対象に襲わせるなんて。 |
![]() | 目的のために手段を選んでいる場合ではなかろうに。我輩もその考えには賛成であるし、貴様等をこれまで率いてきたあの男も同じ策に走るのではないか? |
![]() | つーわけだ。後味悪いけど、ちょっとこの手でやってみよう。 |
![]() | ようやく片付いたか。 |
![]() | そしたら奴さんはまたもや固まりっぱなしですかい。 |
![]() | こいつはバックアタックするしかねえな。同士討ちさせた挙句にバックアタックか、まったくなんでこんな事やってんだろ? |
![]() | そんな事よりも装備とスキルを確認したらどうだ。他の F.O.E. が復活しないうちに倒さねばならぬ。 |
![]() | なんか今になってレッグボンデージが中途半端になってきちまったのがあれだけど、まあこんなもんだろ。 ATC ブースト MAX でどんだけダメージを叩き出せるかが問題か。 |
![]() | とりあえず何かの時のために属性ガードを3種類ほど取ったが、まだ敵の能力が未知数であるからな。ユーロニモスとクォーソンが上手く敵を無力化してくれれば、私も攻勢にまわれるのだが。 |
![]() | よくよく考えたら、メディックの分際で最大レベルまでマスターしてるのが ATC ブーストというのは職業倫理的にアウトな気がしてきました。 |
![]() | まあ、あっしはいつも通りですかね。基本的にやる事はたいして変わんないんで。 |
![]() | どうもいまいち薄い脚封じを強化したが、他はまあこれだけあれば困りはしないであろう。 |
![]() | 全員準備は整ったな。それじゃ、このクソみたいなミッションにケリをつけるぞ! |
![]() | 作戦の方針はたった一つ、とにかく封じで動きを縛ることだ。それまではできるだけディフェンシブに立ち回ってくれ。 |
![]() | 全箇所封じに成功すれば、エクスタシーで一挙に大ダメージを与えられるからな。それがあれば、多少ディフェンシブになってもダメージ効率は落ちないだろう。 |
![]() | ぐっ、この「デスブリンガー」という技、まさか石化効果とは……。 |
![]() | 腕封じしても使ってきやがったって事は、頭技か脚技か。どっちにしろさっさと封じないとやべえ。 |
![]() | まったく腕技を使ってこないところを見ると、どうやら封じられた部位の技は使わなくなるようであるな。 |
![]() | 流石にバカみたいにターンを無駄にはしなくなってきたってことですかい。 |
![]() | でもこの技、単体攻撃だからリカバリは容易なんだよなー。腕封じのおかげで大分ダメージが減ってるし、ここらで攻勢に出てもいいかもしれない。 |
![]() | 流石にボスだけあって時間はかかったけど、こっから一気に削ってやるぜ。 |
![]() | 重苦の呪言で封じの持続時間は伸ばしてあるが、せいぜい後1ターンで序盤にかけた腕封じが切れるころであるぞ。 |
![]() | ケッ、ここまでくりゃあ、一発撃てれば充分だ! |
![]() | ……4桁行くとは思ってなかったぜ。 |
![]() | 流石といったところだな。残りのメンバーの攻撃もあって、奴の HP はレッドゾーンに突入したようだ。 |
![]() | で、でもちょっとまずいです。 |
![]() | 肝心の腕封じが切れたので、ここからはもろに攻撃を受けることになります。 |
![]() | 私はここで守勢に回らざるを得ないようだし、カタリナもそうだ。ユーロニモスとアポロだけで倒しきれるか? |
![]() | ってか今更そんな事言ったってしょうがねーだろ。やるしかねえよ。 |
![]() | これで倒しきれなかったら、またあの F.O.E. 討伐からやり直しですからねぇ。それだけはご勘弁願いたいですぜ。 |
![]() | くっ、序盤に腕封じでとめた「サンダーウィング」を読んだら、まったく違う「フェザースピア」を使われてしまった。すまん。 |
![]() | 流石にこれはしょうがねえよ。まだ俺とアポロは残ってるんだ、このターンで倒しきる! |
![]() | な、なんとか勝ちましたぜ……。 |
![]() | 最後は本当に危なかった。まったくどうなるかわからんな。 |
![]() | でもこれで、モリビトたちとの戦いも終わりだよな……。 |
![]() | 樹海の最深部か。そこに真実があるとして、本当にここまでして暴くべきものなのか、またわからなくなってきた。 |
![]() | それでもここまできて引き返すわけにも行かないでしょうや。あっしらには、最後まで戦い抜く義務があるんじゃないでかねぇ? |
![]() | そうだな。今更引き返したところで、どうにもならないのだろう。 |
![]() | さあ、次の階層にいこうぜ。行って真実を暴きたててやろう。 |
![]() | ……なんだこりゃ。 |
![]() | わからん。だがここから最深部へと至るのは間違いなさそうだが……。 |
![]() | 一旦街に戻ろうか。執政院にも報告しないといけないし、いろいろ気にかかることがあるしな。 |
![]() | いよいよ持って長が黒幕としか思えなくなってきたな。 |
![]() | そうなるとレンさん達も一蓮托生ですよね。あまり信じたく無いです……。 |
![]() | 気持ちはわかるんですけどねぇ。でもここまで来て別に黒幕がいるなんてこたぁ、まずないでしょう。いや、信じたくない気持ちは一緒っちゃそうですが。 |
![]() | 次の階層できっと全てが明かになるんだ、ここまできたら進むしかないぜ。 |
ユーロニモス | レベル42 |
ヨハン | レベル41 |
カタリナ | レベル40 |
アポロ | レベル43 |
クォーソン | レベル36 |