意外とちゃんとチームとして成り立っていたせいか、さっきのフロアは割とあっさり抜けられたけどよ。 | |
うむ、言いたいことはわかる。これだろう? |
えーと、これっていわゆるワープゾーンでしょうか? | |
それ以外に何があるというのだ。 | |
確か第3階層にも事実上ワープゾーンみたいな奴があったんですけどねぇ。あれとはまた違った挙動になっていたりして。 | |
んー、まあとりあえず先に進んでみっか。 |
あれ、何かものすごいジャンプしましたよ? | |
第3階層のものは直進して足場にぶつかったら止まるといったものだったが、こちらは正真正銘のワープだな。 | |
他のワープゾーンにもよるが、単に直線上に移動するものでない場合、相当厄介であるな。 | |
それも問題だけど、もっとヤバい問題があるぜ。 |
えらいこと敵が強い。このトリ野郎はアポロの聖なる守護の舞曲が間に合わないほど素早いし、他のモンスターも B18F で大量に出てきたモリビトの戦士の上位タイプばっかだ。ぶっちゃけ先制喰らったら死兆星が見えるぜ。 | |
敵の布陣によっては普通に戦うだけでも充分危険だな。グリンソルジャー×3にグリンヴァルドなどは勘弁願いたいところだ。 | |
基本的に我輩のスキルは後手に回りがちなのが痛いところであるな。最初のターンに瀕死のダメージを受けなければ、その後の展開は楽になるのであるが。 | |
気休め程度ですけど、獣避けの鈴を用意して進めばちょっと楽です。第3階層からそうでしたけど、エンカウント率のせいで厳しさが増していると思うんです。 | |
そうだな。あまりに消耗するので、ついついスキルをケチってむしろピンチに陥ることもあるからな。 | |
持久力の向上は大きな課題ですねぇ。そもそもレベルが足りてない気もしますが。 | |
あたしとヨハンさんはレベル 38 で、クォーソンさんが今のところレベル 33 ですかねー。ちょっとキツいです。 | |
それについては戦いながら上げていくしかねーだろ。あとここのワープは直線上にしか移動しねーっぽいから、まあ適当に進んで行けばゴールできるんじゃね? | |
またアバウトな……。まあ実際そうだとは思うのだが。 |
で、また F.O.E. が待ち構えているっぽいんだけど、その前にだな。 | |
抜け道を探すんですよね? | |
おうよ。抜け道を見つける前に全滅したらやってらんねーからな。 | |
地形を見る限りでは、おそらく F.O.E. のいる玄室にあるのだろうな。 |
ビンゴ。こっからフロアの入り口まで戻れるようになったぜ。 | |
F.O.E. の守っている先になくて助かったな。流石に今、奴らの相手をするだけの余力はない。 | |
それじゃまぁ、一旦戻って休憩したら改めて挑戦ですかね。 |
もっとも俺らの場合、俺が封じに成功しちまえば大崩れはないんだけどよ。 | |
だからといって、呪い状態になっても構わず攻撃するのはどうかと思うがな。 | |
そうですよ。確かにテリアカβ忘れて治療不能にはなりましたけどー。 | |
んー、ぶっちゃけ即座に復活させれば問題なくね? | |
身も蓋もないな。もっとも我輩、そのような考えは嫌いではないがな。 |
まあこれでこのフロアも一通り探索終了なわけですが、きっと次のフロアは……。 | |
モリビト達との決戦になるだろうなー。ぶっちゃけまだ気乗りしない部分もちっとはあるんだけどよ。 | |
この期に及んでそのような事を言い出すか。 | |
だがここまでモリビト達を殺してきた以上、もうどうにもならないだろうな。 | |
本当、どうしてこんな事になっちゃったんだろ。 | |
そうだよなー。最初は単に成功を求めてやってきたはずだってのに。でもここまできたら、一体何が真実なのか突き止めないと気が済まないってのもあるしな。さ、覚悟決めていこうぜ。 |
ユーロニモス | レベル41 |
ヨハン | レベル39 |
カタリナ | レベル39 |
アポロ | レベル41 |
クォーソン | レベル34 |