で、 B14F に降りて早々に出てきたこれは何だ? | |
これは見たまんまだろう。つまり、こいつに乗って移動しろということだ。 | |
メルヘンチックな仕掛けですねー。早速乗ってみましょう。 |
あれ? 何か思っていた方向に行かなかったですー。 | |
これは一応、どこからどこに移動するのかメモしておいた方がいいだろうな。 | |
いやー、そんなに面倒な事はやってらんねーですって。 | |
とりあえず適当に調べてまわって、あまりに規則性が見つけられなかったらメモを書いておく、という方針にするか。 | |
サンセー。タルい仕事はゴメンだぜ。 | |
確かにそれが一番バランスが取れているか。 |
最初に乗ったの以外は、向いている方向に直進ってのだけですねー。 | |
ということはあれは例外だったのかな? まったく紛らわしいな。 | |
それにしてもさっぱり見かけないですね、「亜人種」。 | |
そんなに簡単に遭遇できるんなら苦労しねーよなー。ところで…… |
!? | |
もしかしてこの子が報告にあった「亜人種」でしょうか? | |
他に考えられないな。 | |
なーんか険悪なムードですねぇ。 |
険悪っつーか、確実に俺達は異物扱いだぜ。 | |
当たり前だろうな。俺がもしもこの亜人種の立場だったら少なくとも同程度には警戒するし、住処で暴れ回ってる蛮人に対して実力行使に出る可能性もある。 | |
なによりこの樹海は亜人種たちの聖域と言っているのだ、礼を失しているのは我々の方だと考えるのが普通ではないかな。 | |
こいつはソッとしておくのがベターな気がしてきましたねぇ。 | |
長が探索を進めることを渋っていたのは、きっとこれが理由なんでしょうね。 | |
さて、喧嘩を売ってきたら返り討ちとかいっていたお前はどうする? | |
参ったな、ぶっちゃけ俺はどうせ人間に見えなくもない化け物でしたーぐらいの事だろうとたかを括ってたんだけど、殆ど俺たちと変わらない見た目だったし、何より意志の疎通もできるし、何か迷ってきた。 | |
あたしとしては、もうちょっとお話ししてみないとわからないと思いますー。未知の種族だからってお互いを隔離しあってるだけじゃ、将来なにか良くないことが起きちゃうかも。 | |
私はその意見に賛成だな。我々が手を引いても、今後も同様に冒険者がここまでたどり着くだろう。その冒険者達が穏健なものばかりという保証はないし、逆にエトリアの街へ報復される恐れもある。 | |
んー、そんじゃ相変わらず探索続行って事か。 |
一見広いけど、何か割とスイスイと進めちまったな。 | |
そういえば B13F の B-4 ブロックにあった宝箱に、今度は紫水晶のカケラがありましたよねー。前の時みたく、一旦戻って扉の先に行きますか? | |
こっちも今後クエストで行くことになるだろうから、先に抜け道ぐらいは開通させておこう。 |
えーと、この必死になって追いかけてくる F.O.E. は一体どういうことだ? | |
俺が知るか。ただ、おそらくこの先が B7F にあった抜け道へ通じているはずだ。厳しい道中になるだろうが何とか頑張ってくれ。 | |
B7F かあ……って B7F? 遠すぎません? 出てくる敵はきっと第3階層後半レベルですよ? | |
心配するな、アムリタには余裕がある。 | |
ああ、リクさんの用意周到さが恨めしいです。 | |
相変わらずの強行軍だな。 |
しかし途中の F.O.E. ラッシュには参ったな。1ターンで敵を全滅できなかったら、あっという間に乱入されるぜ。 | |
あたしは二度とこの道は通りたくないので、早く先に進んで抜け道を開通させましょう。 | |
お、何か打って変わってやる気満々ですねぇ。 | |
もうホントこういう心臓に悪いのはコリゴリです。さあ、次はいよいよ抜け道のある B7F ですよー。 |
……すいません心が折れました。もう見事なぐらいポッキリと。 | |
あちゃー、ダメージ床だらけじゃん。どうすんだこれ? | |
えーとですね、それなりにレベルが上がって余裕を持って突破できるようになるまでお預けにはできません? | |
まだアムリタには余裕があるし、敵とエンカウントする直前ぐらいに回復していけば大丈夫だろ。 | |
いや、そのあたしがもう…… | |
ああそうだ、カタリナが倒れたときのためにネクタルも用意してきたし、宝箱からもネクタルIIを回収済み。何も心配することはない。 | |
いやー、カタリナちゃんが言ってるのはそういう問題じゃなくてですね。もうちょっとこう、気持ちの問題というか。 | |
つまり肉体的には問題ないわけだな? じゃあ行こうか。 |
や、やっと抜け道に……疲れたぁ。 | |
俺らもかなり消耗したけど、カタリナの消耗っぷりは頭一つ抜けてるな。 | |
そうだな、ここはヒーラーがいないと果てしなく面倒だよ。 | |
しかしこのダメージ床はひでぇや。突破できたから良かったものの、途中で撤退とかになったらそれこそ心が折れるってもんで。 | |
いつになるかはわからないけど、これでいつ依頼が舞い込んでも大丈夫だな。 | |
後は B15F か。先ほど険悪になってしまった者と和解できればいいのだが。 | |
そういえばユーロニモス、お前さっき亜人種に会う前に何を言おうとしてたんだ? | |
ん、あれか。いやさ、レン姉達って既にこの辺もある程度調査してるはずじゃん。だったらさっきの亜人種の連中を多少なりとも知ってるはずだけど、それでも情報がない理由って何だろうなーって。 | |
うーん、 B11F でレンさんがあたし達に釘を刺した理由がこれかなあって思うんですけど。 | |
……今はそう考えておくか。 |
ユーロニモス | レベル34 |
リク | レベル34 |
ヨハン | レベル34 |
カタリナ | レベル34 |
アポロ | レベル34 |