うお、あたり一面真っ青だぜ。目に悪いなこりゃ。 | |
樹海の中にこんな場所があるとはな。 | |
これだけ環境が異なればまた違った生態系のはずだろうが、そうなると少しマズいかもしれないな。 | |
? | |
いや、まずは適当に敵と戦ってみよう。 |
強いっちゃ強いけど、第2階層に突入したときほどの手強さは感じないなー。 | |
それなりにスキルも揃ってきたんですぜ、同じように苦戦してたらマズいでしょう。 | |
どうやらこのキラーアントは氷属性が弱点らしいな。カエルの方は雷属性のようだが。 | |
そっか、弱点があんまりバラけているとスキルポイントが足りなくなるんですね。 | |
第2階層はまだ半端な威力の術式でもどうにかなったが、この階層からはそれじゃ厳しくなりそうだ。 | |
あとこの森林ガエルだけどよ |
倒すのに手間取ると仲間呼びやがるぞ。 | |
まあ、それほど強い敵じゃないから気にすることもないだろ。それに、やりようによっては経験値稼ぎにもなりそうだしな。 | |
それより執政院からのミッションだが、確か執政院の兵士と協力せよとのことだったな。この辺りにいそうなものだが……。 |
おー居た居た。何か青っ白い面してるけど大丈夫かこいつ。 | |
いや大丈夫じゃないだろ。どうもこれから先の探索は俺達だけでやる必要がありそうだ。 | |
一応、作成した分の地図はもらえるようだな。 | |
それは有難いですー。えーとどれどれ……あれ? |
こ、これだけですか? | |
カーッ、使えない野郎だぜ。 | |
まったくだな。言っちゃなんだが、これだったら代わりにアムリタでも貰っておいた方がマシだな。 | |
相変わらず手厳しいですねぇ。ぶっちゃけそう思うんですが。 | |
まあ仕方あるまい。探索を進めようか。 |
何か俺たちが2マス動く間に1マスしか動かない F.O.E. が居たんで突っ込んでみたけど、こいつ全体に氷属性の攻撃とかしてきてかなり強いぞ。普通の攻撃もかなり痛いし。 | |
スキルポイントの関係で私がフリーズガードを取れるようになるのは相当先だしな。物理耐性もそれなりにあるようで、ダメージの通りがあまりよくない。 | |
とはいえ、頭封じで木偶になるからな。その上で各種オイルで属性付加して攻撃すれば、そこまでの強敵ではないな。 | |
でも封じにもたつくと超危険ですよー。やっぱり F.O.E. は怖いです。 |
なあ、あれから二人ほど兵士を見っけて地図の断片をもらったけどよー。 | |
全部間違っていたな。 | |
こんなところに派兵されて怖かったんだろうとは思いますけど、これはちょっと罠ですよ。 | |
ったく、能無しに仕事をさせるとろくなことにならないんだよ。一山いくらのカスを大量に集めるよりも、限られた人員からなる精鋭部隊を運用した方が遥に効率的だってのにさ。能無しは死ねとは言わないけど、重要な仕事にしゃしゃり出るぐらいなら家で寝てろと言いたいよ。 | |
物凄く実感がこもってるみたいですけど、昔何かあったんですかー? | |
昔というか、今まさにそんな状態なんだけど……なあ? | |
だから何で俺を見ながらそういう話をするんだよ! | |
相変わらず仲がいいな君達は。……ん? あそこにいるのは? |
レンさんだー! ここ最近よく会いますねー。 | |
ってかまあ、彼女達の仕事に俺らのサポートもあるからな。 | |
ここはまだまだ情報の乏しい階層だからな、彼女達が遣わされている方が自然ではあるな。 |
ありゃりゃ、なんかいつもと雰囲気が違うんじゃないですかい? | |
うーん、でもレンさんらしい質問って気もしますー。 | |
しかし我々の冒険の最終的な目的か。私は冒険者になろうか執政院に勤めようかというところでスカウトされたので、これといった目的はないのだが。 | |
あっしはちと世界樹を自分で踏破するのも悪くねえなと思って冒険者になったんですがね。 | |
あたしもそうですねー。世界樹の中に広がる迷宮なんて、ロマンに溢れるじゃないですか。……実際は結構しんどい行軍になってますけど。 | |
俺は、というか俺達は単に貧乏が嫌になって冒険者になったようなもんだけど、今はやっぱ世界樹の謎を解いてみたいかな、俺は。 | |
一応、俺もそういうことにしておくよ。何でこんな迷宮が世界樹の中にあるのか、そしてこんな迷宮がどうして出来たのか、あまりに不審過ぎるんでね。 |
え、それってどういう…… | |
確かに我々のように世界樹の迷宮に挑戦する者達が集まってエトリアが栄えているのは事実ではある。もしもすべての謎が解けたら、今の熱狂はなくなるだろうな。 | |
あ、それはちょっとエトリアにとって良くないかも……でもだからって冒険を止めるなんて…… | |
別に謎が解けたら普通の観光地にすりゃ良くね? 今より実入りは減るだろうけど、何も無いよりマシだぜ間違いなく。 | |
身も蓋もねぇですな。 | |
ま、ここで大人しく引き返すわけにもいかないよな。 | |
しかし何でこんな事を言い出したのかなー。言ってどうにかなるわけでもないってのはわかってると思うんだけど。 | |
俺もそれが引っかかるが、今はまだ何とも言えないな。さ、探索の続きだ。 |
そういや、さっきレン姉からもらった秘伝の書のおかげで「ブシドー」が登録できるようになったけどどうするよ? | |
ブシドーのポジションはもろに俺とお前のどちらかとバッティングするぞ。 | |
わわ、それはダメですー。特にリクさんに抜けられると凄く困ります。 | |
んじゃまあ、ひとまずブシドーは無しと。 | |
ところで地図上のデタラメな部分は半分以上修復できているが、これから……うおぉ!? |
なぬー!? |
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リク | レベル28 |
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カタリナ | レベル28 |
アポロ | レベル28 |