Diary?

2009-12-06
Sun

(22:09)

Scribblenauts は全 10 ワールドのうち 9 ワールド目までクリアした。一つ一つのステージが閃き勝負で非常に短く、またクリアすればするほどゲームに必要な語彙と組み合わせが蓄積されていくので、とにかくテンポよく進められる。というわけで、オールクリア前だけどまとめの感想を書く。

前に書いたとおり、このゲームではクリアのために必要なオブジェクトはプレイヤーが自由に出現させる方式なのだが、プレイしていくうちに大まかな組み合わせのセオリー・パターンが見えてくる。例えば敵を全滅させるなら不死身の Vampire や Blob に始末させ、落とし穴回避には Pegasus か Roc に乗り込み、 Starite 自体を移動させるのに Airvent や各種の動物 + Rope など。なので単にステージをクリアするだけなら簡単なケースも結構ある。新たなワールドはステージクリア時にもらえる Ollar というゲーム内通貨で購入するのだが、それほど金額が高くない上にステージを順繰りにクリアする必要もないので、クリアできるステージだけ一通り遊ぶということもできる。そのため、あるステージで詰まってそれ以上進めないという事は起こりにくいだろう。

ところで単にクリアするだけなら簡単でも、一旦クリアしたステージに再度挑むときは勝手が違う。一旦クリアしたステージは次に挑むときに Advance モードとなり、そのモードでは連続で三回クリアしなければならなくなる。またその時は同一の言葉を連続で使えなくなるので、例えば最初のトライで Sword を使ったら、二回目と三回目では Sword が使えなくなる。ワンパターンなプレイをしていると Advance では詰まること必至だ。俺は大体 6 割前後のステージで Advance クリアはしたが、クリアするためのアプローチを根本的に変えなければならないことも結構あった。

一方で気になったのは操作性で、タッチペン操作故の融通の効かなさはやはり存在する。とはいえ十字キーも ABXY ボタンも視点移動にアサインされているので仕方がなく、また自キャラの精緻な操作ができないが故にオブジェクトの配置やタイミングの調整が重視されたゲーム性になっているとも言える。あと前述のとおり単にクリアするだけならわずかなバリエーションのアイテムだけで済んでしまうケースが多々あるので、そこからさらに Advance にチャレンジしたりネタ的なクリアを模索したりとしない人にはちと途中でマンネリになるかもしれない。

ちなみにそのネタ的なクリア方法の探索を始めると大変なカオスになるというか、、画面内のオブジェクトを全部ぶっ壊すステージを核ミサイルや洪水や隕石を召喚して超出オチクリアしたり、殺害可能なターゲットを可能な限り集約して機雷でぶっ飛ばしたり(注:大抵のステージではターゲットを殺害する必要はない。が、皆殺しにすると Exterminator の Merit が貰えるんだよなあ)、釣り竿の先に人参ぶら下げて馬に乗ってみたり、爆発物から Starite を守るのにわざわざ人間を出現させて肉の壁にしてみたり、手榴弾や TNT を一定間隔で設置して誘爆させてみたり、もう収拾がつかない。ハロウィンの仮装した子供たちにお菓子を与えるステージで、そこらに落ちてるジャック・オ・ランタンを投げつけて追っ払ってクリアできたときは笑いが止まらなかった。

まず間違いなく日本語版が出ないというか出しようがないのがアレだが、英語版でも問題ないぜという人には本当にお勧めだ。

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