Diary?

2009-12-03
Thu

(23:20)

「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」が大変なクソ映画と聞いたが、まああれは元スレからして「これは転職だなー」「その前にデカいトラブルが欲しいなー」とドス黒い期待をしながら読んでいたら「俺、まだ頑張れるよ!」という反吐の出る結末で、あれそのまま映画化したらブラック肯定映画にしかならねーだろ(あとまさかと思うけどみんなアレ実話とか思ってる? いや実際にあっても不思議じゃない部分がないわけじゃないが)。

だからそれへのカウンターとして「ブラック会社に勤めてたんだが、もう俺は転職した」があってもいいんじゃねえのと思う。主人公がブラック会社で成長したりとかそんなのはなく、ただただ鬱屈していって最後に会社を辞めて終わりという結末の奴。出来れば「長時間労働は体を壊す」「理不尽過ぎる業務は心を壊す」というブラックな職場の双璧を為すブラック業務(+それらが融合したブラック業務完全体)を描くのが望ましい。

特に重要なのは後者で、俺は SI 業界において社員の精神衛生が取り沙汰される現場は開発規約やそもそもの業務内容が(とりわけできる人にとって)我慢ならないクソな事が多く、そのストレスが精神を病む最大の原因だと睨んでる。実際問題、俺は業務内容が極めて退屈でそれが俺にとっても会社にとっても意味のないものだったとき、ほぼ毎日定時帰りだったけど精神的にはその前のデスマーチプロジェクトの時並に悪化してたからな。

というわけで俺はリアル「ブラック会社に勤めてたんだが、もう俺は転職した」なのだが、実は俺の日記のウケのいいネタって SI 業界残酷物語なんだよなー。もう半年近く殆ど書いてないし、俺はもう SI 業界から脱出したんでこれ以上何も書くことはないんだが。

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