Diary?

2009-05-06
Wed

(13:07)

結局連休中は

  1. 家探し
  2. ゲーム
  3. 読書
  4. ギター

のループを延々とやってた。

ああそうだ、「ハチワンダイバーDS」を買ったんだった。将棋のゲームなのに CERO D という凄いレーティングが施されているのは、原作がアレもんでコレもんだからか。でもこれ、将棋の入門ソフトとして結構出来がいいと思うんだよな。駒の動かし方から教えてくれるし、イージーの CPU は絶妙に弱く調整されてるし。

何よりイージーで利用できるイージーガイドと、原作の再現を狙ったダイブが非常によくできてる。イージーガイドは好手と悪手の二種類が表示される機能で、好手の方に従っていけば概ね有利に進められる。ダイブの方は回数制限こそあるものの、局面を深く読んでより良い一手を探し出すというもの。将棋の入門者が一番躓くのは、主に中盤に一体何をやったらいいのかわからないというものだと思うけど、イージーガイドとダイブはそういう迷った局面でどう指すかの指針となるので、まったく何もわからない状態から一歩踏み出すのに結構効果的だと思う。あとこれはキャラゲー的にも重要なのだけど、局面の有利不利でキャラクターの表情が変わるので、自分の指した手の良し悪しが大まかな感覚で掴めるようになってる。

ノーマルの CPU の強さは多分適正値だろう。俺の実力は高校の将棋大会で県大会ベスト8程度の微妙な腕前だが、それだと大体ノーマルの澄野や斬野に勝てるぐらいだ。ハード及び中静そよはまだ出現してないのでわからない。個々のキャラクターの指し方は結構原作のイメージに忠実なようで、将棋指しとしても原作ファンとしても割と満足。とりあえずそよ以外のキャラクターと戦った感想はこんな感じ。

斬野クル
木偶人形。入門者でも何度か戦ううちにまず勝てるようになるのでは?
二こ神
雁木戦法は小学生時代に愛用していたなあ。(特に終盤の)泥臭い指し方が原作のイメージどおりのウザさ。ストーリーモードでは焦らずじっくり戦力を整えて指せば、恐らく勝てると思われる。
文字山ジロー
二こ神さんよか弱いぞ。ストーリーモードでの文字山戦は相手が居飛車穴熊に囲った状態でスタートするんだが、こうして相手に使われるとこれほどむかつく戦法もないな。
斬野シト
原作読んでるだけじゃ気がつかなかったけど、高校の将棋部時代に俺が全然勝てなかったチームメイトに棋風が似てる。ストーリーモードでは新早石田を使われるところからスタートするので、これはちゃんと定石を調べた方がいい。ちなみに新早石田は居飛車穴熊殺しの一つで、好きな戦法の一つが居飛車穴熊な俺には厳しい戦法だ。
澄野久摩
原作通りの力将棋だが、俺とは相性が悪かったようだ(俺は力将棋が嫌いじゃないんでね)。ストーリーモードでもガチの原始中飛車なので、しっかりと受けることを考えるか、きっちりカウンターで切り落として寄せきること。時間無制限なので、頑張れば読みきれる……と思う。
海豚マス夫
手堅い棋風だが、手堅すぎるので笑えるほど簡単に居飛車穴熊が決まる。ストーリーモードでは澄野同様に持ち時間が無制限なので、じっくりと考えて戦う事。

というわけで、将棋に興味はあるけどどっから手を付けていいかわからん、特に身近に将棋がわかる奴もいないという人にオススメ。

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