Diary?

2009-04-23
Thu

(00:21)

見出しだけ読んだときは「頑丈な連中もいたもんだなあ」程度に思ってたけど、本文読んだら唖然とした。特に以下のくだりは決定的にマズいだろ。

「社会に出ると、少しぐらい体調が悪くても仕事を休めない。学校で休まないことを身につけさせたい」

「入学式からまもなくして、頭が痛いので休みたいと電話があったが、遅れてもいいからと母親を説得して生徒を登校させた。夏休みを過ぎると、『学校に来るのが当然』という一体感が生まれたという」

まず「少しぐらい体調が悪くても休めない」という妄言をどうにかしろ。人間どうしても体調の悪い時はあるし、そういう時はあんまり無理しちゃダメだろ。俺の今までの経験からしても「こんぐらいならまだ大丈夫かな?」と思って出社してもろくな事になった試しがない。大体だな、社員が一日二日休んだだけで支障が出るような体制・スケジュールで仕事してること自体が大間違いなんだって。そりゃあ、どうしても休めない「今この一時」なタイミングはあるだろうけど、そういう時に万全のコンディションで挑める確率を上げるためには普段から十分な休養をとっておくべきじゃないのか。

ちと極端な事を書いてしまえば、どんなに健康な奴だって居眠り運転や飲酒運転してるバカにはねられることだってあるし、ストーカーに付きまとわれてノイローゼになる可能性だってあんだろ。とにかく組織のメンバーに何かがあったときにどうやってバックアップするかこそが重要なのであって、「なるべく休むな」なんていう精神論はどんなに頑丈な精神・肉体の持ち主でも奴でも壊れるときは壊れるという事実から目を背けており、ドブ川に吐き出された酔っ払いのゲロに湧いたウジよりも価値の無い寝言であり、そんなに寝言が言いたきゃとっとと永眠していただきたいところだ。

いい加減にこういうクソのようなといったらクソに失礼な根性至上主義は滅びてくれないかな。根性出したってそれだけじゃどうにもならない事でこの世界は満たされているし、そもそも凡人の根性なんて本当に簡単に叩き潰されてしまうってのに。

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