Diary?

2009-04-09
Thu

(22:57)

下請けソフトウェアハウスで働いていてつくづく感じるのは、俺たちは結局のところ下請けであって、そんな野心的な事なんかなかなかできないってこと。確かに俺は業務としてワケのワカラン R&D 的な事をやっていた時期があったけど、それも結局俺がそれに専念することは難しいということで雲散霧消気味だ。まあ、出せばそれなりの単価とれる俺を遊ばせとくなって意見は正しいっちゃそうだ。

今の仕事はクライアントにとっては野心的な部分が大きくて、関係各社が尻込みする中で俺の技量を当て込んで取ってきたというものらしい。まあこの仕事が順調にいけば、そりゃあ旨味はでかいだろうよ。でも去年やってた R&D から今の仕事って全然まったく何も繋がってないし、そこには戦略のかけらも感じられない。

もっとできる奴が多ければ、俺が某プロジェクトの火消しをやった後に別プロジェクトの基盤技術の整備をやってから新規プロジェクトの調査と見積りやって、それからまた別のプロジェクトの技術調査と基盤開発をやってる合間に可能であれば R&D というふざけたことをしなくても済むんだがなあ。人がいないんだから仕方がないとはいえ、朝令暮改に付き合うのはマジでストレスが溜まるぜ。

そうそう、 R&D と平行して企業ブログを書いていた時期もあったんだけど、結局それも殆どポシャったようなもんだ。やはり特定の技術だけにテーマを絞ったブログを書きつづけるには、その技術にフルタイムでコミットできるメンバーが絶対に必要だ。それにしたってその技術が廃れたり、そもそも全然隆盛しなかったら情報の価値がなくなるわけで、その程度の見通しもなしに無駄に継続しにくい形態を取るのってどうよ。

……ということをいくら主張しても馬の耳に念仏だったんだよなあ。そもそもの R&D の内容に付いても、当事者である俺の判断よりもその技術について疎い(ってか何も知らない)上司が意見をゴリ押ししてきたりとろくなもんじゃなかったが、何にせよ俺が本当に興味を持ってる分野ではなかったのでどうでもいいか、今となっては。

この一連の経験から俺が学んだことは、会社の上層部が「君の技術力に期待している」という時は「我々の出す予想の斜め上なドリームをそのまま叶えてくれ」という意味であって、それを行うこと自体の是非に付いての俺の意見は参考意見という名のゴミ箱に捨てられるということだ。

元からこんなだったところに不況の波がやってきたんだから、輪をかけてアレな事になるのは当たり前か。ってかマジでこの先どうするんだ、この会社は。

(23:35)

というわけでクソといったらクソに失礼な現実から逃避するためにセブンスドラゴンプレイ記録の続きを書いているのだが、こっちはこっちで収拾がつかなくなりそうだ。ってか前回の更新であまりにもぶっ飛ばし過ぎた。

……何か世界樹の時から余計悪化してるなあ。

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