Diary?

2009-03-16
Mon

(22:26)

最近とあるプロジェクトの見積りをやってるんだけど、ファンクションポイントで出てくる係数とかって結局は「経験的にこんぐらい」っていう代物なんだよな。それでも大体の規模感は想像できるから無駄とか無意味とは思わないけど、でも馬鹿正直に適用できるかというと疑問な部分もある。

ちなみにソフトウェアの見積りについては、そのものずばりなタイトルの「ソフトウェア見積り」がいい本に思える。ファンクションポイントの数字に1ヶ所エラッタがあるように思えるけど(難易度の低い内部論理ファイルの係数が低すぎる)、まあその辺はおいとこう。ぶっちゃけその辺の数字は他に資料があるのでどうでもいいっちゃいいし、企業によってはファンクションポイントの数え方が違ってたりするし。

それよかこの本の読みどころってのは、「見積りと計画はまったく別のもの」「プロジェクトが直面する不確定要素を考慮することが、正確な見積りである」といったあたりの「ソフトウェア見積りとは何ぞや」的な部分で、ここは本当に読む価値があると思う。特にプレッシャーによって不当に狭い幅の見積りを出してしまうといったあたりの記述にはまさにその通りと言わざるを得ない。

そういや「アクティビティの見落とし」とか「過小見積り」で盛大に炎上して、終いにゃメンヘラを数人排出して大変な騒ぎになったプロジェクトにいたんだよな、俺。そのプロジェクトでは極度な締め付け管理などでプレッシャーを与えた結果、それが不当に幅の狭い見積りや過小見積りに繋がっていて、結局それは改善されずに俺はプロジェクトを離れたんだっけ。

ところで「不当に幅の狭い見積り」「過小見積り」の原因はプレッシャーだと書いたけど、実際には楽観的過ぎる見積りでもこれらは起こるし、それらのケースは充分過ぎるほど多い。楽観的な考えと過酷なプレッシャーによる抑圧が同じ結果を生むというのは面白いというか、俺はハードコアな楽観論者は実は何かしらのプレッシャーを感じていたり、物凄いコンプレックスを抱えていて、心の奥底では大変な抑圧状態にあるんじゃないかと常々疑っている。

(23:24)

というわけで本業の方の修行もしないといけないんで、ちょっとセブンスドラゴンの進み方が遅くなってるなー。なのでセブンスドラゴンプレイ記録の進行もスローダウン。一応竹林まで進めていてレベルは17ぐらいなんで、その1つ前のイベントまでが次回の更新内容になるかな。

あ、プレイ記録への感想メールはちゃんと読んでるので、返信がなくてもお気になさらずに。

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