Diary?

2009-03-09
Mon

(20:53)

仕事で目にするクソのようなソースコードについて、最近本気で権利が欲しいと思うようになってきた。もちろん個人や組織を特定できるような情報は削除した上でだけど、それを全部インターネット上で公開したい。とにかく、システム開発の現場では様々な理由によりクソのようなコードが生産されるのだ。

  • 初心者がいきなりフレームワーク開発チームに投入される
  • 納期不足により一筆書きしたコードを納品
  • 腐敗したコードを忙殺されてるリーダークラスがレビューできずに素通し
  • フレームワークが極めてパンキッシュな作りでその上のアプリケーションのコードが極左的アナーキズム状態
  • 上流工程の担当者が何かをキメていたとしか思えない設計書を作成
  • 開発規約・標準がデスクリムゾンの取扱説明書みたいになっていて理解不能
  • プロマネがアレだったりして命令系統が旧日本軍と大差ない惨状
  • クライアント企業で応仁の乱が起こってプロジェクトが頓挫、半端なコードを形の上でも納品、しばらくして再開したときに阿鼻叫喚の地獄絵図

ちなみにこれら全部を実際に目にしたことがある、というか一つのプロジェクトで同時多発的に起こったのが多い。

それはともかく、人間が成長する一番の方法は派手に失敗してから深刻に反省することで、次にいい方法は他人の失敗から学ぶことだ。その意味で、クソのよなコードを反面教師として共有することには意味があると思うんだが。

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