Diary?

2009-01-09
Fri

(23:37)

今度のプロジェクトではいままでろくすっぽ出来ていなかった自動回帰テストとかそこら辺もきっちりやって行きましょうと主に俺が強く主張したので、まあその仕組み作りも一任されたわけだが(そもそも Subversion への移行も火種は俺だ)、やはりテスト環境とかそういうのはフレームワークやライブラリの作りに物凄く強く依存するんだよな。特にフレームワークがえらいこと硬い作りで、動かすのにワケワカメなお膳立てが大量に必要な場合は特に。

ここで Struts とかのフリーソフトウェアなフレームワークの場合はそれなりに手法やツールが蓄積されてるだろうけど(そもそも極度に密結合で硬い作りにはならんだろう)、独自フレームワークの場合は完全に内部で閉じてるから自前でコツコツと積み上げていくしかない。

もっともフレームワークに何を使うのかというのはどちらかというと実装の話で、それはもっと抽象的な分析・設計に引き摺られるものであり、その分析・設計に俺の方からも特に文句が無い以上は別にフレームワークの設計思想にもケチを付ける気は無いんだが。それでも小さなソフトウェアハウスの1チームで回すような時に、フリーソフトウェアの資産がもっとも重要な部分でダイレクトに活用できないというのはあまりいいことではないんだが。

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