エルミナージュDS、面白いのは確かなんだけど、どうにも妙なバグがあるのが。どういうバグかというと、たとえば店にアイテムを売ろうとしたときに値段がおかしくなることがある。しかもそれが普通は半値で買い取ってくれるのが1/10の値段になるという噴飯物の不具合で、再現性が不明というのがさらにトホホ。適当にアイテムの詳細を見たりコマンドキャンセルしたりで戻るんだけど、その条件も当然不明だしな。あと司教の鑑定コマンドが他のキャラの持ち物に使えないっぽいんだけど、これはほぼ「まとめて鑑定」しか使わないので問題ないか。
まあバグゲーがクソゲーとは必ずしも言いきれないし、システム開発に携わる身としてはバグの全くないシステムなんぞ絵空事だというのはわかっているんだが、それでもバグゲーである事とクソゲーである事には有意な相関がありそうな気がするなー。単純に出た設定をミスってるような不具合なら「納期が厳しかったんだね」で終わりだけど、一体どういうコードを組んだらそうなるのかわからないバグの場合、もっと根本的な開発体制に問題を抱えているんじゃないかと疑いたくなる。
というわけでエルミナージュDSにどっぷりとハマっているのだが、現在のパーティはこんな感じ。何人か若返ってる奴がいるのは、トラップの一つである「女神の口付け」をわざと喰らったから。設定できる年齢が 900 歳台まであるんで二桁年齢なら問題無かろうと思っていたら、どうも 20 後半からステータスの伸びが悪くなり、体力低下から老衰のコンボを喰らいやすくなるっぽいので。
相変わらず打倒数が酷いナックルダスター。全然装備品が手に入らないので鍛冶錬金で攻撃力の底上げをしてみたところ、連撃がクリーンヒットすると合計で 200 近いダメージを叩き出すことも出てくる始末。クリーンヒット時には敵が全耐性を失うらしく、後続の攻撃も大変な事に。
HP の伸びが非常に良いので壁にしようと思っていた矢先、フランベルジュを拾ってしまったのが大きな転機。ナックルダスターと共に殺戮兵器として雑魚を狩るポジションに落ち着いている。あと 3 つでハイマスターだし、こいつもう一生戦士でいいや。
フェアリーで僧侶という条件の割に HP がぐんぐん伸び、さらにフェアリーの種族特性で AC が低い。その割に死んでるのは単にクジ運が悪かったとしか。ちなみに一番重要な仕事は、敏捷性の高さを生かしてヤバい攻撃持ちの敵を即死呪文で屠ること。それを反射されて死んだりしてるが、必要経費と割り切ろう。
石化呪文で強敵相手に一発逆転が狙えるようになり、指輪ボスは事実上ドープスモーカーの石化とスペルブレイカーの麻痺で倒したようなものだったりする。僧侶呪文も使えるので、開幕でハロブカン二発撃って守りを固める戦略も強い。大樹の杖の装備品効果でジアカラの威力が暴力的に上がっているのも見逃せない。
麻痺効果が時間で切れないので、ロイドが通れば勝ちが確定。全員の呪文耐性を向上させるラポールフィなど、サポート呪文も充実。
鉄のブーメランを手に入れたらアタッカーを張れる火力になってしまった。あと少しでハイマスターなので、そうなったら装備解除と盗むでさらに荒らし回れる。
ゲームの一応本筋である指輪集めは、実は既に全部終えている。うち一つはイベントで手に入れる奴だったのだが、残りの指輪が「クレイディアの洞窟1F」「マウレアの森の北西」「コートラスト城塞3F」「ハダーリマス渓谷北西の入り口」と城塞の奴を除けば楽勝なところにしか無く、既にラストダンジョンに挑める状態になっている。それで挑んで見たところ、ヒドラの四回攻撃でパーティ半壊と酷い目にあった。やっぱ全員ハイマスターにしてレア装備をもうちっと揃えないとダメか。
エルミナージュを遊んでると、どうしても世界樹の迷宮の影がちらつく。実際両者は同じ先祖を持つ「ゲーム界RPG門シナリオ放棄綱ダンジョン目固定ダンジョン科Wiz属」なんだが、そのゲームデザインは完全に逆という印象。これはエルミナージュをクリアしたら書くことにする。
ちなみにエルミナージュは世界樹よかインターフェースや基本システムが古臭いのでアナクロでマゾな印象を受けるけど、実際には世界樹の方が明らかにマゾだ。何せ世界樹の方は最初のフロアで「思う存分に死ぬがよいわ」という製作者のドス黒い意図が見えるからな。エルミナージュの方は(少なくとも序盤は)あまり殺る気満々な敵は出てこないし、よほど無茶なパーティでもない限り詰む場面もなさそう(世界樹は普通に詰んで戦略・戦術の全練り直しが必要になりうる)。
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