Diary?

2008-12-21
Sun

(11:31)

このぐらいの時期になると音楽系のサイトで「年間ベスト」みたいなのをおっぱじめるわけだが、俺は新譜も旧譜もごたまぜに買っていて一切整理していないのでさてどうしようかというのがいつもの事なんだが、今年はもう Hibria の圧勝でいいだろ。

もうね、「ほぼ全曲走りっぱなしなのはどうなんだ」とか「ヴォーカル叫びすぎで聴いてて HP と MP が が減る」とか「ジャケットのセンスがアレ」とか「トラックの頭が前のトラックのケツにくっついてるのは編集ミスなんじゃないか」とかそういうことが心の底からどうでも良くなる格好良さ。そもそも最初の曲が "Tiger Punch" ってお前有り得ないだろ。タイガー・パンチ。虎拳ですよ。コーラスの歌詞が "Tiger Punch! In a light speed attack. Cuts like a blade the horizons he flies." ですよ。こんなのメタルでないと許されませんよ。しかもこれが思わず一緒に叫びそうになるぐらい素晴らしい曲で、残りの曲も同じように壮絶なテンションで突撃するブチ切れメタルという、「お前らヘヴィメタルと心中する気か」と言いたくなるようなアルバムなのでホモ・サピエンスならば買いましょう。

追記:Hibria のライブパフォーマンス(Millenium Quest)。これ一発で彼らがいかに熱いバンドなのかがわかるだろう。さあ、 CD ショップへダッシュだ。

(23:20)

「革ジャン着込んだメタル野郎がデスメタルの CD を手にレジに並ぶ」と「革ジャン着込んだメタル野郎が萌えっ子クリーチャーで一杯のゲームを手にレジに並ぶ」ではどちらが危険人物に見えるかという不毛な問いはさておき、いくらなんでもこの取り合わせはないな。いや、どっちも購入予定にあったんでね。

Deicide の "Till Death Do Us Part" は基本的に前作の延長線上の作品。こっちの方がよりブルータルでメロディが後退している感じがするけど、アグレッシブ極まりない音像の中に切り込んでくる技巧的でクラシカルなギターソロというスタイルは同じで、前作が気に入った人なら楽しめるだろう。俺はなかなか満足。

で、ゲームの方は「エレビッツ 〜カイとゼロの不思議な旅〜」なんだが、これはなかなか歯ごたえのあるアクションアドベンチャーだ。なにせチュートリアルもそこそこにいきなり謎解き開始で、しかも基本的にノーヒントくさいからな。まだステージ 1 しかクリアしてないけど、ステージ内の仕掛けからボスの倒し方まで、とにかく試行錯誤して解き方を見つける必要がある。「ファンシーな生物を腕に乗せたショタっ子がヘソチラしてる」というパッケージからは想像できない、実に硬派な作りに感じる。「ゼルダの伝説」とかが好きな人向けだな。

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