Diary?

2008-12-02
Tue

(23:30)

半ば惰性ながらクリア後のダンジョンを進めていた「キミの勇者」だけど、ようやくクリアした。一応最後の方のボスは強いといえば強かった気もするけど、でも三回ぐらいトライして勝てる程度じゃなあ。それよか道中で「パーティ一人」とかのトラップで事故って死んだ方がトータルでは多かった気がする。というわけで回避不能なランダム要因による死亡を除けば、結局ヌルゲーということになるか。もうちっとアナーキー極まりない戦術で戦いたかったんだが、ちと使える戦術の幅が狭すぎだ。

じゃあ何で戦術の幅が狭いのかっていうと、

  • 属性攻撃による強弱関係がない。大まかに物理・魔法の耐性があるのみ
    • これは四属性が「単体攻撃に優れる火属性」「睡眠の追加高価のある氷属性」「全体攻撃に優れる風属性」「バランス良くダメージを与える雷属性」という役割による区分をされているせいなのだが
    • なので特定の属性を無効化するなどの技・装備がない
  • 攻撃を未然に防ぐ・やり過ごす手段が存在しない
    • 状態異常はボスに関しては殆どが耐性持ち、中にはステータス低下耐性を持つ奴もいる
    • というわけで、ブルータル極まりない攻撃を様々なスキルの組み合わせで防ぐという展開にならない
    • そして必然的にかめはめ波の押し合いのような展開に収斂していく
  • 結局メインパーティのメンバーだけで苦労せずに攻略可能
    • ぶっちゃけると最終的に「ワンダ+ティオ+あと誰か二人」で進むことになる
      • 上級星技の威力UP+ワンダの覚醒星技に必須という理由でティオは外せない。普通に火力が凄いことになってるし
      • クリア後のダンジョンは「ワンダ+ティオ+グレイ+魔導士系誰か」かな
        • もっと限定すればタンゴじゃない二人のうちどっちか

というわけで、あんまり頭を使ってプレイしてなかったなあ。ただ開発者が意図的に簡単にしたような発言をしているのを今になって発見したので、前述の事故死要素を抜きにすれば(それにしたってクリア後のダンジョンだから本編に影響なし)開発者の意図どおりのデザインはされている。

なのでやはりライトユーザ(ってこれも曖昧な言葉だが)なら満足できるんじゃないでしょうかという評価にしかならないなあ。決して悪いゲームじゃないんだけど。キャラゲーというか(そんなものあるかといわれると困るが)萌えゲーとして見た場合、

「ワンダきゅん(´Д`;)ハァハァ」などとなってしまうような人は迷わず買ってよい。デフォルトで超絶にダメなキャラクター商品を基準に考えると、むしろ品質はとても高いといえる。あと流石にドット絵の技術は高いので、「ポリゴン<<<<<<<(越えられない壁)<<<<<<<<<ドット絵」という人も割と満足しそうだ。

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