Diary?

2008-10-12
Sun

(22:43)

買ってきた。相変わらずの施川節が炸裂。ほのぼの系にバランスを取ってはいるけど、独特の言語センスと着眼点の鋭さは健在。とっくの昔に作者のスタイルは割れてるってのに、毎度毎度こっちの予想の斜め上をタキオンを凌駕する速度でスパイラルを描きながらかっ飛んでいくネタを提供し続ける施川ユウキ先生の創造力・想像力には脱帽。

作品名にもある通り今回の主人公は少年(小学生)。その主人公であるところの柊(シュウ)くんはまあなんというか施川作品には欠かせない空想の世界だけで際限なく遊んでいられそうなキャラクターで、どんな感じかというとこんな感じ。

読書好きという設定なのか結構な博識なのだけど、ここで「即身仏」と来るか。一体どういう展開で「即身仏」が出てきたかは書かないので、気になる人は単行本を買うように。

ちなみに今回の新要素はズバリ「恋愛」。柊くんには幼なじみの女の子の葵ちゃんがいるのだが、この子がどういう子かというと……。

アッパー系で天然という実においしいキャラで、ぶっちゃけ「12月生まれの少年」は柊くんと葵ちゃんがじゃれあうのを眺めてニヤニヤする漫画とも言える(半分以上本気)。そこまで無茶読みしなくてもこの二人は「がんばれ酢めし疑獄!!」の頃からはまったく考えられないというか、まあそれは「サナギさん」もそうか。

ちなみに一番笑ったネタは読書感想文のネタ。アレは反則だ。

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