システム開発の下請けの会社が業績アップを計るなら、ぶっちゃけた話
という事を考えれば良い。じゃあどうすれば現状以上の仕事を請け負えるかというと、
の二つがあって、今の会社じゃその両方をやろうとしているわけだ。人を増やすのは多分どうにかなっているが、問題はスキルアップだ。うちに限った話じゃねえが、スキルアップしようとしない技術者はマジでスキルアップしようとしないからな。今までもいろいろ試してはみたらしいが、どれも良い結果にはならなかったそうだ。
俺は自発的に学習しようとしない奴に何を言っても無駄だと思っているのだが、会社の戦略として「スキルアップ=単価アップ=収益」がある以上、何かしらの策を練る必要がある。しかもこんな条件でだ。
というわけで、平日に対象の拠点にのこのこ出かけて一時間かそこらのレクチャーを計四回程度の時間しか取れなさそうで、こんな程度で一体何を教えればいいんじゃヴォケ。いや、他の社員が勉強を始めるきっかけを作るのが最大の目的だとは聞いているんだが、それにしたってできることが限られ過ぎだ。
一回の時間を長く取りたいなら休日にやるしかないが、これはまず何より俺がやりたくない。やる気のある奴らで勉強会を開くってんなら全然話は別だけど、そもそもの目的が「イマイチやる気のない奴をどうにかする」だからな。まず俺のモチベーションが維持できん。
というわけで今のところ打つ手なし。なんつーかもう、本人が一山いくらの技術者で満足してるんなら別にそれで良くないか。別にみんながみんな高いスキルじゃないといけないわけじゃねえだろうし、うまく微妙な単価の隙間調整ができるような程々の技術者も必要なんだって。というかそういうことにしてくれ。俺の仕事をこれ以上増やすな(開発と新人教育の平行作業だけでも結構大変なのに)。
この怪文書はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの元でライセンスされています。引用した文章など Kuwata Chikara に著作権のないものについては、それらの著作権保持者に帰属します。