Diary?

2008-06-09
Mon

(00:50)

というわけで弾いて歌いましたよ、 Paranoid を。いやまあ、俺が一日でどうにかできる曲がこれしかなかったってだけなんだが。流石にこれはみんな予想できただろう (できなかった人は Black Sabbath 検定に合格できないぞ)。というわけでここからいつも通りの負け犬の遠吠えタイム。

歪ませ過ぎ。いや、最初はこんぐらい歪ませた方が 21 世紀にはちょうどいいのではなかろうかと思っていたんだけど、今聴いてみたら単に耳障りなだけだった。本当、弾いてるときはノリノリだったんだけどなあ。微妙に音量とか音質が不安定だけど、勢いだけで弾いていたらこうなっちまった。あと途中で微妙にベースの音量が低くなってるんだけど、原因は不明だ。ミキシング〜マスタリングの最中に何かがあった物と思われる。何しろ今回はすげえ急いで作業したからな。

相変わらずギターソロがあれだが、これは 5 回ほど録ってみて一番良かった奴だ。一番良くてこれだ。最初はねえ、完コピしようとしたんだよ。ところが途中で突然「やっぱり微妙に違うバージョンにしよう。 Tony Iommi 先生もライブじゃアレンジしてるし」などとアホな事を思いついてしまい、それでまあこうなったわけだ。微妙に CD のバージョンの通りに弾く気が多少はあるのが余計アレだ。使ってるエフェクターは実はバッキングと同じなんだが、イコライザーで中域をブーストして低域をカットして高域を抑え気味にしてある。今思えばバッキングも同じセッティングにしとくんだった。

今回はベースシミュレータじゃないほんまもんのベースを使ってみたんだが、当たり前だけどこっちの方が遥にいい。あんまりベースを活かしたミックスになってねえけどな。あとこの曲は Black Sabbath の中では多分一番簡単なのだろうけど、それでもベースが微妙にオクターブ違いで弾いていたりしてビギナーにはちと厳しいパートもあったかも。基本的にギターもベースもバッキングは全部ダウンストロークだけど、コーラス裏のオクターブ奏法のところだけはオルタネイトで弾く羽目になった。ノイズがそこまで出なかったのが幸いだ (ギターは多少カッティングノイズが出てもいいんだけどな)。

ヴォーカルは……みんなそこだけは突っ込まないでくれ。やっぱ練習しないとダメだという当たり前の事が再確認できただけだった。これねえ、何テイクか録って一番出来の良かったパートをつないで、その上からリバーブをかけて、コーラスをかけて、ダブリングをかけて、コンプレッサーできつめのアタック感を出して、エンハンサーで音の輪郭をはっきりさせて、それでこれだからな。元のトラックは頼まれても聴かせられない。っていうか Ozzy のキーが高すぎてついていけんかった。

ところで俺の愛用してる MTR の BOSS BR600 だけど、これってバーチャルトラックっていう機能がついてるんだよな。それはどういう機能かというと、まず BR600 は基本的に同時に 8 トラックまでしか録音できない。さらに 5, 6 と 7, 8 はステレオ用なので、実質的に 6 トラックと思って良い。そしてこれだと 6 トラックまでしか録音できないように思えるが、実際には各トラック毎に 8 トラックずつ、バーチャルトラックが用意されている。このバーチャルトラックを使うと、「トラック 1 にギターリフを 6 本」「トラック 2 にベースを 4 本」などと複数のテイクを保存可能で、あとは出来のいい部分をつなげるってわけだ。あとリズムを MIDI シーケンサーとかで打ち込んでおくと、 MTR のリズム機能をクリック代わりに使えるんで結構便利だった。クリックに合わせてこれかよと自分でも情けなくなるが。

さて、明日 (じゃねえや今日だ) も仕事なんで風呂入って寝る。そういや、明日新人が来るんだよなあ。

(20:40)

今日来た新人は半年ほどとはいえ同業他社に勤めていたので、全くゼロからやらせるよりも遥にやりやすいな。コード自体はちゃんと書けるしクラス分けとかも基礎は押さえているので、研修課題がまったく出来ないとうことはまずないだろう。この分なら、課題を順に出して行って解かせて、それに対してテクニカルな部分でチェックをしていけば良さそうだ。この子には採用取り消しを宣告しなくて済むだろう。

問題は来月から来るという全くの未経験者だな。

(23:23)

今になって「あんな音源アップしなきゃよかった」と頭を抱えているが、既に 17 人ほどダウンロードしていきやがったので無かったことにするのは理論上不可能であり、もう完全に開き直るしかない。

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