Diary?

2008-05-10
Sat

(11:52)

俺が「オブジェクト指向プログラミング言語しか知らないプログラマはダメだ」とか「Java しか出来ないプログラマはかつてのダメ COBOLer」とかいうと今の上司と先の見えない戦いになるのだが、どうにも世の中にはこういうことを言うと脊髄反射で突っかかってくる連中が居るようだ。もっとも俺は自分が間違っているなどとは微塵も思ってねえけどな。

その理由は非常に簡単で、「抽象化の抽出しが多ければ多いほど、最適解なデザインや実装が出来る見込みが多くなる」と「ビジネスで有利な言語が変化したときに強い」なのだけど、これってそんなに難しい話じゃねえだろ。極端な話、今この瞬間より Java での新規案件が受注出来なくなった場合に Java しか出来なかったら

  • 失業する
  • 足手まといになる

の最低の二択じゃん。いや確かにこれは現実的な話じゃないけど、それじゃあ Java がいつまでもビジネスの上で今のように競争優位を保っていられると思ってる奴ってどんだけいるんだって話で、流石にそんなおめでたい奴はいないだろ。だって既に COBOL がこうして凋落してるのを目の当たりにしてるわけだから、ここで Java だけは特別とか思うのはおかしいよな。

もしかしたら「COBOL は酷い言語だったじゃないか」と言われるかもしれないけど、だったら Java だって十分酷い言語だぞ (これについては後で書く)。そもそもの話として COBOL でも立派にプログラムは組めていたわけで、じゃあ何が一番悪かったかって COBOL しか能の無い潰しの利かないバカが悪評を広めたってのが真相じゃねえのか。今ならここには新人研修で Java をやって、そのまま Java しか知らないいろんな意味で可哀想な奴が該当する。何がその言語にトドメをさすのかといえば、それはもうプログラマの質だろう。

もしも Java が好きで Java 及び Java プログラマの評判を落としたく無いと思っているなら、ちょっと逆説的に聞こえるかもしれないけど、他のプログラミング言語やプログラミングパラダイムを学ぶしかない。というか、明確な比較対象もなしに Java の何がいいのかわかるのかよ。複数の言語を覚えて始めて自分がメインで使っている言語の利点・欠点がわかるわけで、本当にその言語としての特性を引き出すにはそのことが必須だろう。

もしもこの事が理解出来ないなら勝手にしてくれ。ただし、俺のチームには来ないこと。

(15:31)

世界樹の迷宮2 のページを更新。今回は雷竜撃破のところ。いやー、こんな面子でも勝てるもんだ。

Creative Commons
この怪文書はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの元でライセンスされています。引用した文章など Kuwata Chikara に著作権のないものについては、それらの著作権保持者に帰属します。