Diary?

2008-04-23
Wed

(20:17)

光市の強姦殺人の差し戻し審、判決出たねー。まああれじゃ死刑は免れまい。何せ、

  • 事実関係の争いで敗北
  • 「屍姦は蘇生の儀式」
  • 「ドラえもーん」
  • 被告人が友人に出した手紙の酷すぎる内容

というわけで、ここまでの悪条件が揃ってるんだから、情状酌量の余地なしで更生の可能性はゼロ、これはもう死刑しかないってことになってもしょうがねえだろ。特に最後の項目、これは致命傷だ。俺はその内容を思い出すだけで、未だに吐き気を催す。

そして今回の事件で一番何がダメだったかというと、被告人側の弁護士だろ、明らかに。確かに被告人の精神状態とかを争点にするのはいいんだけど、よりによって魔界転生はねえだろうよ。もしも弁護側が妙なことを言い出したりせず、被告人を諭して反省させてその姿を見せてって風に持っていけば、もしかしたらきちんと反省して死刑判決も免れたかも……と思わなくもない。いや、それでもあの手紙の内容からすると望みは無いかな。

別に死刑廃止論者として活動するのはいいけど、どうにもこうにもやり方がまずいというか、そもそも弁護士はああいうことをする人種だという認識を広めた罪は極めて重いと思うんだがな。第一あの弁護団って、被告人が死刑にさえならなければ後は野となれ山となれって印象しかないんだよな。マスコミの印象操作? いや、こんだけ話題になってるんだからそれを見越して活動しろと。お前らプロの弁護士だろと。死刑廃止論者として活動してんだろと。

あとこれはこの手の話題になると毎回書いてるけど、俺は死刑制度には賛成だ。何しろ、この世界には自らの意志でもって更生を拒んでるような連中が例外的だとはいえ実際にいるからな。俺は実際に酒気帯び運転で人を跳ねて殺して「あーやっちまった。俺ってついてねー。へっへっへ」とかいってヘラヘラ笑ってるクソ野郎を知ってるからな。そういうのは罪を償うという意識が根本的に欠けていて、どうあがいても更生して被害者に詫びて補償をして、ということは出来ないのだよ。実際そいつは他にも前科があったし、やっぱりダメな奴はどうしてもダメで、そいつは結局死ぬまで直らなかった。

だいたいだな、本当は俺だって死刑判決なんざ出さないで済むに越したことはないと思ってるからな。だって殺したらそこで終わりだろ? 死人に頭が下げられるか? 被害者に補償出来るか? 社会復帰して何かしらの還元を社会に戻せるか? 無理だろ。そもそも近代国家においては、犯罪者への処罰というのは教育・治療だというのは俺のような司法の素人でもわかる程度の原則だ。死刑制度は明らかにこれを放棄するものなので、本来ならある方がおかしい (一生ブタ箱から出さない絶対的終身刑も同じ。ちなみに日本の無期懲役は相対的終身刑)。

が、繰り返しになるがこの世界には更生の可能性をゼロに見積もっていい連中が存在するんだよ。その手の連中は明らかに人類にとっての例外であり、盲点であり、予期せぬ災厄なのだ。

(23:34)

世界樹2のページを更新。今回は氷竜をぶっ倒したところまで。いくら何でもこれは無理やり過ぎたかも。

Creative Commons
この怪文書はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの元でライセンスされています。引用した文章など Kuwata Chikara に著作権のないものについては、それらの著作権保持者に帰属します。