Diary?

2008-04-01
Tue

(21:12)

昨日書いた C 言語の記事だけど、流石に直されたみたいだな。直される前のコードも一緒に載せておけばより良かったというか、こういうのはやっぱ間違えた形跡があった方がいいんじゃないかなあ。学生時代に数学の先生から「間違えたところは消さずに斜線を引いておけ」と口うるさく言われたけど、あれは実に正しいアドバイスだったのだなあ。

ところで修正される前のコードだけど、あれ gcc で -Wall しても警告も何もでないからな。他の処理系は手元にないからわかんないけど。ちなみに splint にかけると初期化されてねーぞと怒られるので、出来ればコンパイラの警告レベルだけでなくて lint の類による検証もきちんとやった方がいい。

(21:55)

新基準導入でデスマーチがなくなる訳がない」。これには同意だなー。何しろ前までいたプロジェクトも最初の危機は要件定義の遅延で、それでチーム同士でのスケジュール感や描けているシステムの青写真の精度がバラついてという感じだったからな。むしろ記事にもあるとおり、現場への締め付けが厳しくなって行く方に強い危機感を覚える。っていうかどこの誰だよ、こんなのを言い出したのは。

追記:そもそもこれ、古き悪しきウォーターフォールもどき (手戻りの概念無し。ウォーターフォールには本来手戻りの手順が正式に組み込まれていたはず) が前提になってないか?

さらに追記:これでデスマーチがなくなるわけねえじゃん。技術にしろ手法にしろ、ソフトウェア開発における銀の弾丸はないんだって。「人月の神話」ぐらい読んでくれよまったく。そんなことよりもだな、まったくの素人を騙して雇って顧客に対して「エンジニアでーす」とかいって派遣するのを止めさせた方がずっと効果的だと思うぞ。

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