Diary?

2008-03-07
Fri

(19:45)

「GPL でライセンスされたソフトウェアはビジネスに使えるか」という知ってる人からすれば「何バカな事言ってんだオメーはよぅ」な話をまさか会社ですることになるとは思わなかった。っていうかビジネスを考える前にその辺の知識は付けておいてくれよ頼むから。じゃねえと俺がいなくなったときに困るだろうがよー。まあ、その GPL のソフトウェアは別の理由で没になったんだけどな。

で、 GPL のソフトウェアはそのままだろうと改造した場合であろうと、ソフトウェアを頒布する場合には当然のことだけどソースコードの公開義務が生じる。言い方を変えれば一般にソフトウェアを頒布しないなら義務なんぞないわけで、例えば特定の相手に対してカスタマイズをして売るような場合、そのカスタマイズした箇所については公開しなくてもいい。なので、

  • 契約上の理由により外部に出せない部分は非公開
  • 問題ない部分 (元のソフトウェアのバグフィックスパッチとか) は公開

ということをやっても全然問題ない。なのでソフトウェアの形態によっては GPL のソフトウェアがまったくビジネスに使えないなんて事はないわけで、もういい加減プロプライエタリな世界とはおさらばしてもいいんじゃないか。

(22:13)

最近になって Python 用のコードカバレッジ計測ツールを探していたら、そのものズバリの coverage というものを見つけた。ちょっと出力が怪しいところもあるが、それは Java の cobertura も同じだから別にいいこととする。第一カバレッジなんざテスト漏れチェック機構の一種なんだから、別に出力は概ねあってりゃそれでいいって感じなんだけど。

カバレッジツールの使い方については、「コード品質を追求する: カバレッジ・レポートに騙されないために」が参考になる。要するに、カバレッジはテストの質の高さの保障にはならないってこと。

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