DS 版「ダンジョンエクスプローラー」をストーリーモードとピラミッドと両方クリアした。ストーリーモードでは詰みはしなかったけど、ピラミッドの方は途中で詰みかけたよ。いやー、結構歯ごたえのあるゲームだった。
その詰みそうになった部分は第四階層で出てくるワンダーパーソンというボスで、こっちはこいつの攻撃二発で死ぬ上にその攻撃パターンに
という鬼畜技が入っているもんだから思わず投げそうになった。飛び道具系のフォームで射程外から削ろうともしたが、火力が低すぎて断念。じゃあどうやって倒したのかというと、今まで全然役に立ってなかったお供のロボの防御力を思いっきり上げて (500 ぐらいあれば安心)、ロボの方にベアハッグをさせるとほぼ完全なハメになることが判明。あとはチャージ攻撃にならないように通常攻撃を当てればよい。偶発的にこっちに攻撃が飛ぶこともあるが、単発で時々くるだけなのでリカバリは可能。
ワンダーパーソンの鬼畜っぷりとは裏腹に弱かったのが第四階層のラストに出てくるデュラハンという奴で、こいつは弱点属性のアーツを打ってるだけで死にくさった。お前、ボスなんだからもうちょい頑張れ。
第五階層は初見でクリアできたというか、この階層では
というボスラッシュがあるわけだが、
とまあ、ワンダーパーソン初見のときよか大分楽だった。もっともタラッタ族魔術師でヒールを使えたのが大きかったとは思うけどな。このヒールというアーツは最高レベルまで上げて打つとかなりの長時間回復フィールドを張ることが出来るので、そのフィールドの付近をうろつきながら戦うという戦略が可能になる。
とりあえずゲームの総評としては、ある程度の歯ごたえを求めている人にはオススメ。一件無茶な攻撃をしてくるボスでも大抵は攻略方法を見つけ出せるので (力押しもあるが)、なかなか攻略のしがいがある。残念ながらマルチプレイはまだやってないというか、周囲に DS を持ってる人が……。
さて、「世界樹の迷宮2」まであと数日だ。
ここ最近買った CD の感想でも。
Rodrigo y Gabriela は久々の大ヒットだなあ。何しろメタルファン以外にも自信を持って薦められるんだからな。というか、これ聴いた後に手持ちのスケールブックからスパニッシュ系の奴を引っ張り出して練習始めるぐらい気に入った。
仕事で使うことになった事もあって、本当に久しぶりに C++ の勉強をしてる。まあ、仕事で使うと言ってもアプリのうち本当に限られた部分で、俺の腕でもどうにかなる所だけなんだけど、それでも今後に備えて腕を上げとくに越したことはないからな。
そして大学時代には何を言ってるのかさっぱりわからんかった部分も流石に今なら理解できたりするんだが、しかしそれも結局のところは範馬勇次郎相手に「今ならおぬしの技が見えるぞ」といった本部以蔵のようなもので、とてもじゃないが歯が立たないのも事実なんだが。俺程度の腕ではこいつとの戦いはライフワークにならざるを得ないだろうな。
俺は Python を「母国語」だと言ってはいるものの、実際には何度か書いているように静的な強い型付けの方が好きだ。が、その理由は書いた覚えがないのでとりあえずその一つを書く。
まずはプログラミングにおける型エラーについてだが、俺はこれにも実装エラーと仕様エラーの二つがあると考える。実装エラーの型エラーというのは、要するに適切にキャストしてないとか、適切な抽象クラスとして変数の型を宣言してないとか、うっかり別のメンバを参照してたとか、引数の順番を間違えて書いてたとか、そういう類のものだ。これは実行時に見つかってもコンパイル時に見つかっても修正コストはたいして変わらないと思う (が、コンパイル時に見つかった方が一気に修正出来るのでこっちの方が好み)。
問題は仕様エラーの方で、これはそもそもそのデザインに問題があるというケースだ。例えば Python の socket オブジェクトはデータの読み書きに recv/send を使うのだけど、 ssl を噛ませるとなぜか read/write になる (まあ、標準モジュールの ssl なんざ誰も使わんだろうが、あくまでも例な)。ここについて何かしら勘違いして
というケースを書いてしまい、それが条件次第で起こるかどうかわからないケースの場合 (オプションで ssl モードにするとかな)、テスト漏れした場合に酷い目にあう。そしてテストというのは漏れるものなので、やっぱり酷い目にあう。そしてこれは単純なケースだけど、もっと複雑なケースじゃどうなることかわかったもんじゃない。もちろんその場合でも動的言語に特有の書き直し易さでで対応できるっちゃそうかもしれないけど、出来ればこういうどう考えても明らかにおかしな部分は実行するまでもなく検出して欲しい。
そしてそれでも俺が動的言語を支持する理由はあって、それは
とまあ俺が使ったり多少勉強したことのある言語はどれもこれも気にくわなくて、これが静的型付けの宿命なのかどうかは知らない。俺が欲しいのは「Python + 型推論」な言語なのだけど、そういうニーズがあるのかどうかはわからない。ただ、 Guido van Rossum は型推論に対して興味を持ってはいるようではある。あと契約プログラミングにも興味をもってるはずだったな。
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