Diary?

2008-02-07
Thu

(23:04)

どうにも俺は無駄に潰しが効くせいか、独立愚連隊のような形で仕事をすることが多いんだが。でもこれ、俺がいなくなったらどうすんだろ。頓挫するよな、明らかに。一応作業メモとかはこまめに取ってはいるつもりだし、時間をちょっともらえればそれなりにドキュメントをまとめることが出来るけど、でも問題はそんなことじゃないんだよ。

俺が今の職場で一番問題にしているのは、とにかくみんな問題解決のための引き出しが少ないことだ。ぶっちゃけてしまえば、殆どの社員はフレームワーク上で決まりきったコードを書くということに慣れきってしまって、さらに突っ込めばそういった連中は Web アプリ、それも DB フロントエンドもどきの業務アプリしか書いた経験が無いように見える。なので他のアプリケーションをどうやって書いたらいいかとか、ライブラリやフレームワークをどうやってデザイン・実装するかということを考えもしないのだ。これは技術者としては相当マズイ。今振られている作業は明日にはおおよその目処を付けられるので、ここから先をどうするかについてもう少し長いスパンでの話をしておかないとな。

話は変わるしどーでもいいけど、雨後のなんとかのようにフレームワークとかが出てくる理由は単純で、

  1. アプリを作る上での面倒ごとを解消しようとする
  2. たまたま上手く行ったのでそれを公開してみる
  3. 同じような問題を抱えていた人たちが意外に多く、そういった人たちの間で評判になる
  4. 何が問題なのかさっぱりわかってない連中が飛びつく
  5. 本来なら適用外のところにまで使われ、デザイン上の限界にぶち当たる
  6. 何これ使えねー
  7. 最初に戻る

ということなんだろうと思う。なので俺はフレームワークの類に関してはあまり熱をあげないようにしている。まあプログラミング言語とかその他の事にも言えることだけど、フレームワークはオブジェクト指向プログラミングに続いての、というか取って代わっての桃源郷なんだろう、多分。

Creative Commons
この怪文書はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの元でライセンスされています。引用した文章など Kuwata Chikara に著作権のないものについては、それらの著作権保持者に帰属します。