Diary?

2007-10-19
Fri

(23:05)

例の大相撲リンチ殺人についての週刊現代の記事を読んだけど、これはバカでかい問題が二つ重なってるなあ。

一つは当然だけど相撲協会の腐りっぷりで、これはもう相撲協会解散でよくないか。とにかくこれ以上相撲協会を野放しにしていい理由はないと思うんだ。自浄能力の欠如した組織はとっとと潰れた方がいいと思うのだけど、そうさせたくない人達でもいるのかねえ。相撲が日本の伝統文化つったって俺らの世代は既にこういう事件でしか相撲界のことは知らなくなってきてるわけで、もうそろそろ死に絶える文化だろ。角界は特別だと思ってあぐらかいてたツケだ。

もう一つはもっと深刻で、日本の検死って滅茶苦茶に杜撰らしいね。何でも、検死の素人の警察官が現場で遺体を見て事件性のあるなしを判断しているとか、警察側が事件にするのを嫌がって「心不全で死んだことにしろ」と検死に当たった医師に要請するとか、そんなことが全国で横行してるのなら日本はやはり加害者天国ということになる。俺も暴漢に教われたとき、運悪くやる気のない警察官にぶち当たって襲われ損だったこともあるからな。

ところで元時津風部屋親方の山本容疑者 (いや、まだ容疑者じゃねえけど容疑者でいいだろ、警察も立件するみたいだし) は心労で寝込んでるとか言ってるけど、朝青龍も精神にキチャッタとか言ってたし亀田大毅もそんなこと言ってたよな (亀田はガチで参ってるのかも知れんけど)。最近はほとぼりが冷めるまで心労とか言って雲隠れするのが流行なのか? ぶっちゃけた話、メディアに晒されて叩かれるよりも人を殺してしまうことの方がはるかに衝撃を受けることだと思うのだが (鬼のような訓練をしている軍人ですら、戦闘を行うのを躊躇するらしい)。人を殺しておいてのうのうと引退して年寄襲名ってのは俺からすると本当に理解しがたい。

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